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岡谷市 「いじめ根絶子ども会議」

岡谷市の「いじめ根絶子ども会議」は15日、市内の全4中学校と7小学校の生徒会役員、代表児童ら約60人が集まり、同市の諏訪湖ハイツで開いた。いじめのない学校を目指し、6月から重ねてきた会議のまとめの会。いじめを自分のこととして捉えて話し合い、撲滅への思いを新たにした。

活動発表では、代表校3校が取り組みを紹介した。岡谷西部中は人権に関するアンケートについて報告。全校生徒の99%が「悪口を言ったことがある」と回答したが、加害者に焦点を当てて話し合ったり、思いやりの心を持つよう呼び掛けたりすることで、29ポイント減の70%になったと伝えた。

グループ討議では参加者が4班に分かれ、「『これって、いじめ?』相手の気持ちになって、身の回りの関係を見つめてみよう」をテーマに意見を交わした。対策として早期にいじめの芽を摘み取ることや、相手の立場になって考えてから発言するといった意見があった。

進行役を務めた岡谷南部中3年の北原萌々香さん(15)は「年々いじめに対する意識が強まり、多くの対策案が集まっている。いじめは永遠の課題だけれど、みんなが思いを共有することで撲滅に近づけると思う」と話していた。