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LINEいじめが流行化現象!

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今の流行は「LINEいじめ」

学校に訪れると、必ず先生たちの口に上るのが「LINEいじめ」だ。LINEでいじめが起きているだけでなく、LINEグループでのコミュニケーションがうまくいかずにトラブルに発展している例も多い。

 たとえば、LINEで特定の子だけをグループから外したり、特定の子だけ除いたグループを作ってその子の悪口を言い合ったり、特定の子の書き込みだけ無視するなどのいじめが行われている。そのほか、その子が嫌がるような写真や動画をクラスのグループなどで共有するいじめも起きている。

 LINEいじめがこれまでのネットいじめと異なるのは、GoogleYahoo!などの検索サービスの検索対象とはならない点。友だちになったり、グループに招待されたりしなければやりとりされている内容が読めない点だろう。つまり、外部からはいじめがあることが分かりづらい仕組みなのだ。

 その上、やりとりは端末から削除してしまうと証拠が残らない。あるいじめっ子は、いじめている相手に学校にスマホを持ってこさせ、目の前でトーク履歴を削除させたそうだ。「やりとりなんかしていないし、いじめもしていないよね」としれっと嘘ぶいていたという。証拠を消せばいじめを言い逃れられると考えたのだろう。

 さらに、ネットいじめの特徴として、いつも持ち歩いているスマホで行われるため、いつでもどこでも24時間いじめられ続ける。その上、保存・コピー・拡散などが容易であり、いじめが拡大しやすいという特徴がある。そのため、ネットいじめ、特にLINEいじめは子どもを追いつめる傾向にあり、注意が必要なのだ。

文章コミュニケーションは子どもにとって難易度が高い

幼い子どもと接すると、子どもが平気で他人を傷つけるような発言をする場面に出くわすことがある。彼らは思ったことをそのまま口にしただけであり、他人が傷つくかもしれないなどとは考えもしない。幼ければ幼いほどその傾向が強く、自分の発言で他人が傷ついたところを見て初めて自分が傷つけたことに気付く。幼い子供は経験がないため想像力に乏しく、他人の気持ちにあまり敏感ではないのだ。

 ましてネットでは、自分の書き込んだ言葉による友だちの反応が見えない。深く傷つけても自覚できないというわけだ。そもそも文章だけでのやりとりはキツく感じられることが多く、誤解を生んだり、トラブルになりがちなものだ。コミュニケーションの練習中である子どもにとっては、SNSなどの文章でのやりとりは非常に難易度が高いものなのだ。

 中学1年男子A彦は、「死ね」という言葉の重みを感じず、日常的に使っていた。SNSでのやりとりを好むが、相手の反応については意識していなかった。友だちの1人が学校を欠席するようになり、その原因がA彦のネットいじめにあると告白。繰り返しネットで「死ね」「消えろ」と言われることが辛かったという。ところが、A彦自身は悪気はなく、あくまでコミュニケーションの一種としてとらえており、友だちの告白に驚いていた。

 これは極端な例だが、ネットでは相手の顔が見えないため、自分の言葉で相手がどう感じているのか分かりづらいのは確かだ。最近は、いじめられる側の気持ちが分かるいじめの疑似体験授業なども実施されているが、このような体験によって言葉の力を知ることは大切だろう。

普段から学校での様子を話題にしよう

 保護者や教員がLINEいじめを知るためには、どうすればいいのだろうか。やはり、子どもの変化、つまり学校へ行きたがらなかったり、遅刻・欠席・早退などが増えたり、体調不良を訴えたり、元気がなかったりといった変化から知ることが一番だ。ネットいじめはリアルいじめと連動して起きることが多いため、まずリアルいじめを解消する必要があるだろう。

 Android端末限定だが、ネット上のいじめや犯罪から子どもを守るサービス「Filli(フィリー)」を使うと、いじめが起きている可能性を知ることができる。子どもがやりとりしている原文を見ることはできないが、そこでいじめにつながる単語が登場していた場合、「いじめかもしれない」と保護者に通知がいく仕組みだ。設定には子どもの協力が必要だが、SNSで親しい友人なども分かるので、やってみる甲斐はあるかもしれない。

ネットいじめは、学校ネットパトロールでも分からないところに潜むようになりつつある。これを解決するためには、保護者や教員などが子どもの変化にいち早く気づき、傷が浅いうちに対応することが重要だ。一番確実なのは、日頃から学校での様子やLINEでのやりとりについて、子どもと話す習慣を持つこと。嫌なことがあったら子どもから相談してもらえる関係性でいることで、早期発見につながるのではないだろうか。

 

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