失った息子の父親が講演! 「 言える雰囲気つくって 」
愛知県西尾市の中学2年大河内清輝君=当時(13)=がいじめを苦に自殺してから27日で21年となる。父祥晴さん(69)はこの間、いじめられた子供たちの相談に乗り、講演活動を続けてきた。「子供たちが『つらい思いをしている』と言い出しやすい雰囲気を大人がつくってほしい」と粘り強く訴える。
清輝君は同級生から多額の現金を要求されたり、暴行されたりしていたにもかかわらず、家族に打ち明けないまま、1994年11月に命を絶った。「何で言ってくれなかったのか」「どうすればよかったのか」。子供たちに教えを請う気持ちで住所を公開すると、次々と手紙が寄せられるようになった。