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いじめ防止を考える 「子どもサミット」

県内の小中学校で主体的にいじめ防止に取り組む児童生徒の交流の場として5日、初の「いじめ防止子どもサミットNAGANO」(県教委主催)が塩尻市の県総合教育センターで開かれた。小中学校10校の代表が、それぞれの活動を発表。諏訪地区からは諏訪西中学校が「いじめ撲滅に向けた取り組み」について発表した。

 小学校4校、中学校6校がそれぞれの児童会や生徒会で実践しているいじめ防止の取り組みを発表。諏訪西中は生徒会の金子陽香会長ら3人が「西中人権宣言」に基づいた取り組みとして、「いいとこさがし集会」「花いっぱい大作戦」「あいさつ旬間」などの活動を通して、いじめをなくしみんなが笑顔で過ごせる学校づくりの取り組みを紹介した。

 10校の発表の中から、あいさつをはじめとした「スマイル活動」について発表した両小野小学校児童会本部委員会(小澤渉会長)が、1月23日に文部科学省で開く全国サミットへの代表に選ばれた。小澤会長は「4月からの活動の成果が認められてうれしい」と笑顔を見せていた。

 サミットでは、10校の発表に続いて、「いじめを見かけたら」など七つのテーマでグループ討議を行い、討議の成果をメッセージとして発表。中学生の1グループは「ネットいじめをなくすには」をテーマに話し合い、「周囲の人に相談し、いじめた人といじめられた人双方をケアできるような明るい雰囲気を作ろう」と呼び掛けた。

 県教委では、各学校の取り組みやグループ討議のメッセージをホームページに掲載して県内の学校に参考にしてもらう。サミットを見守った伊藤学司教育長は、「子どもたちはしっかり自分たちで考えて行動できる力を持っている。こうした活動をしっかり支援していきたい」と話していた。