尾木ママ授業! 「LINEはいじめの盲点なのよ」
「尾木ママ」こと教育評論家で法政大学教授の尾木直樹さん(68)が17日、日立市立坂本中学校を訪れ、全校生徒約240人に授業をした。著名人が学校で授業をする「オーサー・ビジット」(朝日新聞社、ベルマーク教育助成財団主催)の一環。
坂本中は3年前に当時の1年生が上級生からきつい言葉をかけられたのをきっかけに、いじめをなくす取り組みを始めた。今年から生徒会に「いじめ撲滅委員会」(IBI)をつくり、全校でいじめをなくす活動に取り組んでいる。
尾木さんは「いじめ撲滅委員会があると聞いて、思わず興味を引かれて来てみたのよ」と独特の語り口で生徒と参観に詰めかけた保護者を笑わせた。テレビのバラエティー番組への出演をきっかけに「尾木ママ」と呼ばれるようになった体験などをユーモアたっぷりに紹介しながら「ありのままが大事。みなさん一人ひとりが大事に思えば、いじめなんかなくなるのよ」と話した。