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「いじめ認知率」06年度をピークに減少 潜在化の恐れも 

上村さんが殺害される事件が起きた川崎市の1000人当たりの「いじめ認知率」が、2014年までの10年間で06年度をピークに減少傾向にあることが分かった。一方、上村さんの事件を含め、10年には「いじめられた友人を守れなかった」と中学3年の男子生徒が自殺する事件も発生しており、子供が安心して暮らせる環境が整ってきたとは必ずしも言い難い。

 

 いじめ認知率は、国がいじめの定義を段階的に拡大したことに伴い、全国的に見ると増加傾向にある。だが川崎市では、06年度の15・8件をピークに13年度は5・8件まで減少した。上村さんの殺害事件が発生した14年度は6・4件で、10年間で3番目に少ない。

 ただ、川崎では10年6月に「いじめられた友人を守れなかった」との遺書を残して麻生区の中学3年の男子生徒(当時14歳)が自殺する事件が発生。市教委や各校が人権尊重教育や教職員研修など再発防止に努めるなかで5年もたたず重大事件が起きたことになり、いじめが潜在化していることも推測される。