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いじめられても僕が光に

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名古屋中1自殺で同級生らが歌詞

昨年十一月、いじめを訴える遺書を残して自殺した中学一年の男子生徒=当時(12)=が通っていた名古屋市西区の中学校で、同級生らがいじめをなくしたいという願いでつくり始めた歌の歌詞が完成し、一日にお披露目された。過去に友だちの優しさに助けられた「僕」が、今度はいじめられている「あなた」に寄り添って支える。そんな思いを込めた歌のタイトルは「ほら、笑おう」-。

◆3月に曲完成

君がいなくなってから

よく空を見上げているよ

僕らは全部背負って

未来まで繋(つな)いでいくから

 男子生徒の月命日の一日。完成した歌詞が、体育館の全校集会で披露された。歌詞を記した紙が配られ、生徒会の六人が壇上で朗読。約五百三十人が、一節一節をかみしめた。

 歌詞づくりは一月中旬に始まった。同級生ら約五十人と、女性音楽活動家shihoさん(29)=本名・宗野志帆、大阪市=が呼び掛け、二百七人から寄せられた「言葉」をつないでいった。

 先月二十五日、放課後の教室で話し合っていたときのこと。shihoさんのひと言に、和やかな雰囲気は一変した。

 「亡くなった子のこと歌詞に入れない? あの子がいなくなってどう感じた?」

 「いじめが多かった」と書き残して亡くなった男子生徒だが、死を選ぶに至った明確な経緯はまだわかっていない。歌詞づくりに集まった半数以上は同級生。友だちを亡くしたショックで、集中力が欠けたり、精神的に不安定になったり。

 だけど、亡くなった男子生徒としっかり向き合おう。shihoさんの問い掛けに、同じクラスの女子生徒が小声で打ち明けた。

 「他のクラスの人が笑っていても、自分たちは笑っていていいのかなって思った」

 男子生徒は、体育でけがをすると、ばんそうこうをくれる優しい性格だった。それが十一月の「あの日」以来、教室の彼の机が一つだけ空いたまま。同級生の男子も「寂しく感じた」と素直な気持ちを口に出した。

 男子生徒への思いが特に込められたのは二番の歌詞。身近な友だちの死で知った、後悔や寂しさ。自分を責める気持ちもすべて受け入れ、「忘れない」という思いを詰め込んだ。

 歌詞にはshihoさんが曲を付け、三月一日の完成を目指している。