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ウソ…! 「いじめ100%解消」と公表 神戸市

f:id:ryoushinn11:20160224140828p:plain神戸市教育委員会

 

神戸市教育委員会が、2013、14年度の小中学校のいじめ解消率について、年度内にすべて解消していないにもかかわらず、「解消率100%」と公表していることが10日、分かった。年度が替わった後に解消した事案を含めているためだが、息子がいじめ被害を受けた男性らからは「隠ぺいにつながる」などと疑問の声が上がった。

 同日、「全国学校事故・事件を語る会」のメンバー2人と面談した市教委幹部が明らかにした。

 市教委によると、文部科学省の調査には年度内の解消率を報告。13年度のいじめ解消率は小学校95・4%(認知件数262件)、中学校97・7%(同172件)。14年度は小学校95・6%(同180件)、中学校95・3%(同127件)だった。

 だが、昨年9月に発表した市教育振興基本計画などの点検評価報告書には13、14年度とも「解消率100%」と記載。年度をまたいで指導を続けた結果、すべて解消したためこう表記したといい、有識者や保護者代表らでつくる評価委員会にも伝えていた。

10日の面談で、約10年前に小学5年だった息子が同級生から恐喝などの被害にあった男性(52)は「解消率100%が表に出ると、教員は『途切れさせてはいけない』と思い、解消してなくても『解消した』と報告したり、いじめの報告自体をしなくなったりする」と指摘した。

 面談後、市教委指導部の原秀樹指導推進担当課長は「隠ぺいのつもりはないが、誤解を生む。公表の仕方を再検討したい」と話した。