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部活動のいじめ <福島県会津 女子高生自殺>

福島県会津地方の県立高校の女子生徒が2015年9月に校内で自殺しているのが見つかった問題で、県教委は22日、部活動で先輩の1人から受けていたいじめが一因だったと発表した。学業不振など、いじめ以外に抱えていた悩みも影響した可能性があるとして、いじめと自殺の直接的な因果関係は否定した。
 県教委が設置した第三者委員会(委員長・鈴木庸裕福島大教授)が報告書を作成。生徒間のトラブルや悩みを把握できず、教員間の情報共有も不十分だったとして、再発防止を徹底するよう県教委に求めた。
 県教委によると、生徒は文化系部活に所属。14年秋~15年春ごろ、先輩の1人から練習で厳しく叱られたり無視されたりし、学校を休みがちになった。「先輩が怖い」「部活に行こうとすると気持ちが悪くなる」などと同級生に打ち明けており、一連の行為がいじめだったと認定した。
 一方、生徒は15年6月に休部し、先輩が引退後の8月に復帰。亡くなるまでの間、先輩との接触は確認されなかった。そのため、再開した部活動で技能が向上しない焦りや高校入学後に陥った学業不振など、いじめだけでなく、さまざまな要因で自殺に至ったと考えられると結論づけた。
 生徒が抱えていたトラブルは、担任が15年4月に初めて把握。5月に学内で情報が共有されたという。その後、学校側はトラブルは解決したとみていた。
 生徒は9月18日、登校後に帰宅せず、保護者が県警に捜索願を出した。教員が校内を捜索し、19日午前4時半ごろ、女子トイレ内で首をつっているのが見つかった。遺書はなかった。