沖縄県豊見城市の小学４年男児が昨年１０月、いじめ被害を訴えて自殺した問題で、市教育委員会がいじめの実態を調べるために設置した第三者委員会の委員５人全員が辞任したことが３日、分かった。調査の範囲を拡大したため、委員側から辞任の申し出があり、２月上旬に受理した。
市教委によると、第三者委は当初、いじめの実態調査や再発防止策の検討を進める予定だったが、いじめ以外にも自殺の要因がなかったかどうかを含めてより幅広く調査する方針に変更。委員の理解が得られず、辞任したという。
市教委は２日付で、天方徹弁護士を委員長に、医師や臨床心理士、大学教授ら新たな委員５人を選んだ。
