いじめニュース速報@イジ速

いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

LINE利用、家庭で注意を

f:id:ryoushinn11:20160404150700p:plain

スマートフォンタブレット端末などでメッセージのやりとりや無料通話ができる無料通信アプリ「LINE(ライン)」は、県内の中学、高校生ら若年層の間でも連絡用に多く使われている。匿名性を確保したままやりとりができるため、いじめや性犯罪のきっかけとなる場合もある。新学期に合わせスマホを手にする子どももいるとみられることから、専門家は「ネット上で自分の情報を出し過ぎないよう親が教育する必要がある」と、注意を呼び掛けている。

 「入学前からラインで新入生のグループがつくられていた」。郡山市の高校1年の女子生徒(16)は高校に入学した昨年の春を振り返る。高校や大学では入学前からラインを通じて仲間づくりを始める新入生も多い。入学式当日にはラインでの友人がいるグループと、一から友人づくりをスタートさせるグループに分かれるという。女子生徒は「ラインに登録しているかどうかで、新生活がうまくいくかが左右される」とも話す。

 ライン上には、顔も名前も知らない共通の趣味を持つ人が集まるグループもある。友人からの紹介や、短文投稿サイト「ツイッター」に自らのラインの連絡先を載せることでグループに加わり、交流を深めていく。

 友人の誘いで人気ロックバンドのファンが集うラインのグループに入った福島市の高校1年の女子生徒(16)は知らない男性から「顔写真送って」と連絡がきた。ツイッターに「ラインの個人情報」となるQRコードを載せていた郡山市の高校1年の女子生徒(16)の携帯には「靴下1万円で売ってよ」とメッセージが届いた。

 東京で劇団員女性が殺害された事件では、殺人容疑で逮捕された矢吹町の男が「ラインを交換しようと声を掛けた」と供述した。

 同アプリを運営するLINE(東京)は、安全な利用のため「18歳未満の利用者は検索できない」「無差別勧誘メッセージの制限」などを設定。ホームぺージに「安心安全ガイド」のコーナーを設け、学生や保護者向けに対策を周知している。

 「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(東京)事務局の高橋大洋さん(48)は「ラインは(利用者同士などに限られた)閉鎖的な空間で、大人が異変に気付きにくい」と指摘。「保護者の年代がラインやスマホについてよく理解していないのも課題」と話す。「世間にはスマホを使い始めて間もない子どもを狙う悪意ある大人がいる。スマホを買い与える親が知識を得る努力をすべき」と警鐘を鳴らしている。