いじめ防止標語 軸丸君が文科大臣賞
「第9回いじめ防止標語コンテスト」の表彰式が25日、東京都内であり、小学生の部のグランプリ・文部科学大臣賞を合志南小4年の軸丸瑞[みずき]君が受賞した。作品は「『いつでも、おまえのみかただよ』 父の一言、ぼくもだれかに」。
同コンテストは、標語を作る過程でいじめについて考えてもらおうと、教育関係者らでつくる実行委員会(委員長・片山敦AIU損害保険執行役員)が実施。約45万8千点の応募があり、参加している県や市のPTA連合会などが選んだ最優秀作品「全国賞」の中から、グランプリを選んだ。
軸丸君は父の明宏さん(39)が家族に向けて言った言葉が心に残ったという。「支えてくれる人がいることを忘れなければ、いじめはなくなる」と軸丸君。明宏さんは「いじめられるようなことがあれば、守ってやるとの気持ちで言った。聞き流していると思っていたので驚いた」と話していた。
熊本県PTA連合会は初めてコンテストに参加。中学生の部の全国賞には八代三中2年の山本麗那さんが選ばれた。