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どんどん垂れ落ちる顔面腫瘍!

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いじめ、貧困、壮絶な痛み… 不幸のすべてを背負う少年

※衝撃的な画像と動画を掲載しています。苦手な方は文章のみご覧ください。  癌には遺伝によって発症する「先天性」のもの、また年を重ねることにより発症する「後天性」のものがあることはよく知られている。しかしどちらにせよ、生まれた時すでに癌が発症しているというケースはあまりないようだ。ところが、インドのある少年は、不幸にして顔面に癌を患った状態で生まれてきてしまい、成長とともに悪化している。

その悲惨な様子を捉えた映像が、3月5日に「Youtube」のチャンネル「Barcroft TV」で公開され、ナイジェリアのニュースサイト「NAIJ.COM」でも取り上げられるなど話題になっている。

■顔面の半分がまるで爛れたよう……巨大腫瘍をもつ少年

動画にまず映し出されたのは、肌の黒いインド人少年の顔。名をアディティヤと言い、現在7歳だ。彼の顔は、一般的な7歳の少年とは随分異なった様相を呈している。まるで右半分が大きく膨れ上がった後にしぼんだように、分厚い皮膚が垂れ下がっているのだ。鼻の穴は右側だけが広がり、瞼が大きく膨らんでいることによって目玉も隠れてしまっている。唇も右側が大きく膨らんだうえ、下に向かって流れた皮膚に引っ張られるように歪み、口を閉じることさえ困難なのか隙間からは舌が常にのぞく。

 画面が変わり、母親らしい女性に食事をさせてもらっているシーンが映る。右目が見えないためか、痛みのためか、自分で食べることが難しいのかもしれない。アディティヤのうまく開かない口の中に、ご飯のようなものをスプーンで滑り込ませているようだ。

 次に、小さな女の子2人とボールで遊んでいる様子が映し出される。体は癌に侵されていないのだろう、両手で精一杯ボールを投げるアディティヤは元気そうだ。顔の右半分がアップで写されると、耳の手前と小鼻の横から顎にかけて手術跡らしい縫い目がはっきりと見える。鼻から顎にかけての縫い目は20センチくらいはあるだろうか。かなり長く、そして深く切ったことが感じられる。そして、膨らんだ右顔が左顔の1.5倍はあることもわかった。

 壁に貼られた写真が映し出されると、アディティヤの幼少期から現在に至るまでの癌の成長が見て取れる。幼い頃は今ほど膨らみがなく、まだそこに右の目玉を確認できるが、年を重ねるごとに顔の右半分が重力に従うように下に向かって崩れてきたようだ。

貧困により治療の見通しが立たない現状

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アディティヤは北インドのジャイプールにおいて、盲目の右目と、顔の奇形を持ったまま生まれてきた。彼は弟と同じように学校に行きたくてたまらないのだが、地元の子どもたちは彼を恐れ、“いじめ”にあってますます孤立してしまったという。

 彼の両親は医師に助言を求め、息子に手術を受けさせた。唯一の問題はお金だったという。アディティヤの父親は倉庫作業員をしているが、薄給のため、家族6人の生活費に加えて手術費用を稼ぐことが困難だった。しかし幸運なことに、友人や地域の共同体がお金を調達してくれ、手術のための1,500ドル(約165,000円)を集めることができた。しかしそれは、1回目の手術費用であり、次の手術のために必要な8,000ドル(約880,000円)を調達する当てはない。


食事もとれないほどの苦しみと、これからも続く闘い

アディティヤが完全に治療の行程を終えるには、2年から3年ほどかかるという。母親は「彼は時々、ひどい悲しみを感じている。外に出れば他の子どもに怖がられるし。私がもっとも恐れているのは、彼の腫瘍がさらに成長してしまうこと、破裂してしまうこと。もしそうなったら私たちはどうすればいいのでしょう? 私たちの息子がひどい痛みに苦しまなければならない理由がわかりません」と語った。

 また「皮膚が次第に息子の目を覆っていく様子を見て、彼の視力がなくなるのではないかと恐れていました。しかし結局、時間とともに息子は盲目になってしまった」「彼はしばしば頭痛に苦しみ、右の額周辺の痛みについて不満を言います。時々、何日も食べ物を口にしなかったり、水さえも飲まないことも。ただ泣いて痛がるんです」と壮絶な現状を語った。

苦しい少年の現状を少しでも改善するためには必要な手術だが、貧しさゆえにどうすることもできないという現状はやるせない。高額な手術費用を、寄付だけでまかなうのも難しいのだろう。何かよい手立てが見つかることを祈るほかない。

 

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