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「ボスママ」対処法 ママカースト大国イギリス

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新年度が始まって、一か月ほどが経ちましたね! 子どもたちはもちろん、ママたちも、園や学校で新しい出会いがたくさんあったのではないでしょうか。仲の良いママ友が増えた人もいるでしょう。

でも中には面倒なことになりそうな出会いもあったりして……?

「ママカースト」「ボスママ」などなど、特にこの時期は、ママ同士の新しいお付き合いを深めていくうえで気になることがいっぱいです。

■もしかしてあなたの隣にもボスママが……?

発言力がある、他人を支配したがる、何でも自分の思う通りにしたい、思い通りにならないと不機嫌になる…… 普段のお付き合いの中でふとした瞬間にそんな風に感じられる「ママ友」は、あなたの近くにいませんか?もしかしたらそれが「ボスママ」なのかも。

一口に「ボスママ」と言っても、リーダーシップを発揮してものごとを取りまとめてくれたり、役員を引き受けてくれたりと、活躍して感謝されるボスママも少なくないでしょう。「良いボスママ」は、それなりに人望があって頼れる存在でもあったりします。でもそれがママ同士のいじめや派閥づくり、ママの間での格付けなどの方向に行ってしまうと、途端にやっかいなことに。

ボスママはなにも「私はボスママです!」という名札をつけているわけではありません。最初は物腰柔らかくフレンドリーな雰囲気で接してくれていたママ友となんとなく仲良くしていたら、いつの間にかじわじわとママ同士のトラブルに巻き込まれてしまっていた! なんてことになってしまったら、どうしたらいいのでしょうか?

■イギリスはママカースト大国!?

子どもつながりの関係を、そのまま「ママ友」としてまるで仲良しグループのように考えてしまうのは日本のママ特有のもののようですが、ママ同士の競争心、権力抗争、派閥争いのような「ママカースト」は、ほかの国にも実はあるのです。

中でも、もともと階級意識が根強いイギリスでは、ママ同士のいじめが社会問題レベルにまでなっていて、大衆紙などでもたびたび取り上げられます。

イギリスでは、ママカーストを仕切るボスママのことを「マミー・マフィア」とか「校門前のマフィア」「遊び場マフィア」などと呼びます。

この「用語」をイギリス社会に定着させたのは、サラ・タッカーという女性作家が10年前に出版した「The Playground Mafia(遊び場マフィア)」という本。イギリスの公立小学校の「ボスママ」たちの生態を面白おかしく、そして恐ろしくリアルに描いたフィクション小説として、全英で50万部を超えるベストセラーになりました。

サラによると、「ボスママ(=マフィア)」にはいろんなタイプがありますが、全員に共通するのは「自分が大切すぎて、他人が気になりすぎて、しかも自分の子どもの成長には全く興味がない」ということなのだそうです。また、ボスママは、子どもの頃からいじめっ子だった人が多いそうです。その性格を大人になっても変えることができない人が、マミー・マフィアとなるのです。

■ベストセラー作家が教える「ボスママ対処法」

さて、そんなベストセラー作家のサラが、全英から寄せられた何千件にものぼる相談や体験談に基づいて提唱している「ボスママ対処法」の中から、いくつかをご紹介します。

1. 園や学校以外での相談相手を持つ

ママ友たちにあなたの個人的な悩み(結婚生活、金銭、メンタルその他すべて!)を相談するのはぜったいダメ! 同時にあなたも、ほかのママ友のうわさ話に耳を傾けないで。

2. 子ども同士が仲良しでも、親同士は仲良くなくていい

多くのママたちはつい「子どものためにも親同士仲良くしなくちゃ」と思ってしまいがちですが、全く必要ありません。

3. 子どもについての悩みごとは園や学校の先生に直接相談

他人の情報をつかむことで権力を持ったつもりになるボスママのネットワークにわざわざ入ることはありません。

4. 園や学校へお迎えの必要がある場合は、時間ぎりぎりに行く

待ち時間が長いと、それだけボスママのターゲットになりやすいです!

5. 礼儀正しく、「ぼんやりした態度」で

ボスママに対しては礼儀正しく、でも「この人ちょっとニブイの?」と思われるぐらいの、ぼんやりした態度で接しましょう。あなたが期待通りの反応をしなければ、ボスママはあなたへの興味をなくします。

6. 自分の子より2、3歳上の子どもがいるママと友達に

どうしても「ママ友」が欲しい場合は、自分の子より年上の子どもがいるママと友達になるのがおススメです。園や学校での直接的な利害関係がないし、それにきっとボスママとの付き合いはすでに経験済みだからです!

思わずクスッと笑ってしまうようなアドバイスもありますね!
サラは、「客観的になれば思わず笑ってしまうぐらい、くだらない状況」を楽しむことも、ボスママ対処法の大事な点だと言っています。

運悪く「悪いボスママ」に遭遇してしまったら、一歩引いて、冷静に、時には笑いを忘れずに、そしてぼんやりとした態度(間違っても、毅然とした態度ではありません!)で、臨みましょう。せっかくの子どもの成長の過程を、赤の他人の権力闘争に巻き込まれているうちに見逃してしまった、なんてことにならないためにも!