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山形県認知5745件数のいじめ

山形県教委は16日開いた県いじめ問題対策連絡協議会で、2015年度に県内の公立小中学校、高校、特別支援学校が把握したいじめ件数が前年度より1305件増え、5745件となったことを報告した。県教委が各学校を対象に統一アンケートを始めた13年度以降、年度ベースでは最多。県教委は「いじめを積極的に認知しようとする姿勢が現場に広がってきた結果」と分析している。
 学校別では小学校3625件(前年度1263件増)、中学校1466件(290件増)、高校606件(234件減)、特別支援学校48件(14件減)。小中学校で増えた一方で、高校、特別支援学校で減った。
 前年同期比で全体の件数が増加したことについて、県教委は「これまで教員が軽いトラブルとして扱っていた事象も、いじめの温床になるという理解が深まったことが件数増加につながったと考えられる」と説明した。
 いじめの形態(複数回答)は、「冷やかしやからかい、悪口」が最多で、小学校で65.0%、中学校で68.9%、高校は69.6%だった。ほかに「たたかれたり、蹴られたり」「集団による無視」も多かった。
 認知したきっかけは「アンケートなど学校の取り組みによる発見」が突出し、小学校で61.8%、中学校で56.0%、高校で66.5%、特別支援学校で77.1%を占めた。
 2014年1月に天童一中1年の女子生徒=当時(12)=がいじめを苦に自殺した問題を受け、県は統一アンケートを年度ごとに3回実施し結果をまとめている。