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糸魚川いじめ 解決金100万円は「慰謝料」 60万円「通院など実費」

糸魚川市糸魚川中学校で起きたいじめ問題で、市は23日、市議会6月定例会に追加提案した「解決金」約160万円の内訳について、市議会総務文教常任委員会で報告した。約60万円は生徒が通院や入院の際に支払った交通費などの実費、100万円は市側の不適切な対応による「慰謝料」だと説明し、理解を求めた。

 

 被害にあった男子生徒は1年時と3年時、同級生計10人から「くさい」などとからかわれて不登校となり、精神疾患で一時入院。昨年度卒業したが、市は保護者との間で17日に示談が成立したことを受け、21日に解決金を含む和解案を追加提案していた。

 市と市教委は常任委で、いじめの未然防止と初期対処などが不適切で、再発防止策も不十分だったと認め、解決金は「指導不足の責任」によるものと説明。100万円は「慰謝料的なもので、額は判例などを参考にした」とした。

 また市いじめ防止条例で「保護者は児童等の教育に第一義的な責任がある」と明記し、保護者への通知でも、いじめが起きた際には「加害者責任として保護者が賠償金を支払う例がある」としている点について、市と市教委は、今回のケースでは解決を長引かせたことで、加害者側から被害者側への「謝罪のタイミングを逃し、機会を設定できなかった」などと釈明。解決金の支払いは市側の「責任の度合いを認めたものだ」として、加害者側の責任の肩代わりではないことを強調した。