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古来より伝わる日本の「いじめ文化」

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本の学校教育において、長きにわたって暗い影を落とし続けているのがいじめの問題だ。日本政府は2013年に「いじめ防止対策推進法」を制定、各自治体でもいじめ防止条例制定や対策協議会の実施などが行われているが、現場との連携を含めて根本的な解決の糸口は見えない状況だ。

 中国メディア・騰訊網は9日、日本における学校のいじめについて、中国でのいじめとの違いや、日本の「いじめ文化」と絡めて論じた記事を掲載した。記事は、日本の校内いじめの現象が非常に深刻であるとともに、学校のみならず社会の各階層にいじめが存在していると紹介。しかも、中国におけるいじめが「主に肉体に対する暴力」であるのに対し、日本の場合は「彼ら曰く、陰湿なもの」であると説明した。

 そして、日本の「いじめ文化」の起源が聖徳太子の時期の「十七条の憲法」にまで遡ると解説。当初は集団に適合しない人に対して「和」の神髄を認識せしめるために、肉体、精神の両方から苦痛を与え、孤独を感じさせ、最終的に社会の中に融合させるために「善意」として行われきたとした。

 さらに、その「文化」は江戸時代に始まった「村八分」にも受け継がれ、日本人は「村八分」があったからこそ共同生活が成り立ち、集団主義が培われたと認識しているため、「この方面から見ると、日本の伝統的な『いじめ文化』は賞賛に値するものだった」と論じている。

 日本の旧来の文化として、和を第一に考え、それを乱す者は排除するか、苦痛を与えて従わせるという点があり、それが「出る杭は打たれる」という風潮につながっていることは否めない。そしてこの「文化」は、中国人を含む世界の多くの人にとって特異に見えることだろう。ただ、記事が指摘する伝統的な「いじめ文化」が、現代における校内いじめの原因のすべて、と認識するのはどうだろうか。現代のいじめには、さらに多くの要素が複雑に絡み合っているのである。