DQNネームはいじめられやすい?
DQNネーム、キラキラネームと言われる名前が数年前から流行っていますね。
わが子がDQNネームのせいでいじめにあっているという悩みもあるようで、Yahoo!知恵袋に相談されているケースもありました。
「もしかしたら、この先ずっと名前のせいで苦労するのでは?」
と後悔している親も多いそうです。
今回はDQNネームでいじめられないために、どのような対応をすれば良いのかを元保育園園長の筆者がお伝えします。
■なぜ「DQNネーム」はいじめられるの?
子どもは、4、5歳頃から他人と違うことに対して敏感になります。
“みんなはできるのに自分だけできない”、“他の子がやらないような癖がある”など、他の子どもたちと違うところがあると、それをネタにからかう子がいます。
DQNネームなどに対しても同じで、面白がってからかい、嫌がる姿を見てもっとエスカレートし、いじめに発展しまうことがあるのです。
いじめている子は、“いじめ”という意識がほとんどないのですが、いじめられる子はとても深い心の傷を負ってしまいます。
その一方で、教育方針として個性を大事に育てようという保育園幼稚園が増え、“名前も個性の一つ”という考えも定着してきています。
■親として「子どもにしてあげられること」は?
子どもがいじめられていると聞くと、いてもたってもいられなくなってしまうのが親心。
しかも自分たちの付けた名前が原因だとしたらなおさらでしょう。
でも、保育園へ相談に行く前に、まずは子どもとしっかり向き合ってみてください。
そして、その子の名前の由来や出産時のことなど以下のような点を本人に話してあげましょう。
●ママは何時間も苦しい思いをして、頑張って産んだこと
●ずっとずっと産まれてくることを楽しみに待っていたこと
●ママとパパは、あなたが産まれてきてくれて、心から感謝しているということ
●どんな想いで名前を決めたのかということ
子どもは親から愛されていることを実感することで、自分の名前に自信を持つことができます。
■いじめられない方法は「自分の名前を好きになること」
筆者が子どもの頃、当時ではとても珍しい名前の友達がいました。
その子は時々名前のことで他の子にからかわれていました。
でも、そのたびに「気に入っているから気にしない。うらやましいから言うだけでしょ」と笑顔で言い返していました。
すると、相手は何も言わなくなるのです。
いじめる子に対して、“自分は何を言われても気にしない”というのを正々堂々と言えばいいのです。
なぜなら、相手は嫌がることをして、困らせてやりたいと思っているからです。
言われても気にしない子に対しては、いじめ甲斐がないと思ってすぐに言わなくなります。
いかがでしたか?
DQNネームだからいじめられやすいわけではなく、いじめの要因となるものは様々です。
名前は、生まれてくるわが子への初めての贈り物。
たとえ周囲に何かを言われても、親として胸を張って“素晴らしい名前”と子どもに伝えてあげることが何より大切です。