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いじめ認知 小中校894件…青森

青森市立中2年の女子生徒(13)がいじめ被害を訴える遺書を残して死亡した問題を受けて市内の公立小中学校が行った緊急調査について、市教育委員会は16日、いじめの認知件数が894件になったとする結果を明らかにした。このうち651件は既に解消されているといい、ほかについても、市教委は解消に向けて学校側をサポートする。

調査は、今月1日に市教委が実施を依頼。市内全ての公立小中学校計64校に在籍する約2万1500人の児童・生徒を対象に、今年4~8月の5か月間に、いじめがなかったかをアンケートや面談などの方法で調べた。

 市教委指導課によると、冷やかしや、たたくなどのいじめが小学校で776件、中学校で118件認知された。2013年9月に施行されたいじめ防止対策推進法の「重大事態」(児童らの自殺や長期不登校など)にあたるケースはなかったという。

ただ、市内の小中学校で14年度の1年間に認知されたいじめの件数は203件だったのに対し、今回の調査ではその4倍のいじめが認知されたことになる。

 同課の石岡篤実課長は「問題を受けて、これまで声を上げられなかった子供も被害を訴えたのではないか。いじめの根絶に取り組みたい」と話した。

 調査結果を受け、市教委は16日、いじめの早期発見や未然防止などを求める文書を各校に配布した。文書では、死亡した女子生徒の家族が、悪口やうわさ話をされていると学校側に相談していた無料通話アプリ「LINE」についても、書き込みの仕方に対する指導を繰り返し行うよう求めた。

<いじめの認知件数> いじめ被害を訴える児童や生徒、その保護者の申し出などを基に、学校側が関係者に調査をして、文部科学省が定義するいじめに該当する事実が確認された子供の数。定義は「一定の関係のある児童・生徒が行う行為で、心身の苦痛を感じているもの」などとされ、「行為」にはインターネットを通じたものも含まれる。