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アニメ映画『聲の形』129分 原作マンガ全7巻

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9月17日、アニメ映画『聲の形』が封切られた。2年前に「週刊少年マガジン」にて、同名原作マンガ(著:大今良時)の最終話が掲載されると同時に映画化が発表。かねてよりこの日を待ち続けたファンも多いことだろう。

水門小学校に転校してきたヒロインの西宮硝子(声:早見沙織)。主人公・石田将也(声:松岡茉優)は、硝子の先天性聴覚障害に興味を持つあまり、いじめへとエスカレートしてしまう。学級裁判後は一転して将也がクラスメイトからいじめられる羽目に。そんな将也と最後まで友達であろうとした硝子だが、将也が気づいたのは硝子の転校後だった。

(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

(c)大今良時講談社/映画聲の形製作委員会

時は経ち、高校生となった将也(声:入野自由)は、独学で手話を身につけ硝子と再会。当時クラスメイトだった者たちも含めた交流の中で、過去の傷と向き合いながら前を見つめて歩んでいく。障害者を題材にしているとはいえ、いじめという点のみで充分に考えさせられるところが多い映画になっている。

原作マンガではそこまで気にならないかもしれないものの、やはり映画化されてみると全体的に重い雰囲気になってしまうのはやむをえない。唯一、高校からの将也のクラスメイト・永束友宏(声:小野賢章)が、劇中でムードメーカーになっているのが救いと言えるのではないだろうか。

(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

(c)大今良時講談社/映画聲の形製作委員会

そこはやはり制作の京都アニメーション。これまで手がけてきた作品に、キャラクターの日常の機微をキッチリと反映していることで定評がある(監督の山田尚子『けいおん!』『たまこラブストーリー』などを担当)。だからこそ逆に、その重い雰囲気から逃げずに淡々と描き切れたに違いない。

また映画の総尺は129分であることから、できるだけ原作マンガ全7巻を盛り込もうとした意欲も垣間見える。基本的に原作マンガに沿う流れになっており、どのように最終7巻と折り合いをつけたのかが見どころ。2時間を超えてしまうギリギリのところで、順当な終わり方を選んだように思われる。

(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

(c)大今良時講談社/映画聲の形製作委員会

ちなみに本作『聲の形』の舞台は岐阜県大垣市である。先に公開されたアニメ映画でも『ルドルフとイッパイアッテナ』が岐阜市、『君の名は。』が飛騨市と、岐阜県内が舞台の作品が続いていることでも注目が集まっている。

さらに『ルドルフとイッパイアッテナ』と『君の名は。』は、いずれも東京も舞台としている。『聲の形』は、原作マンガでは硝子が高校卒業後に東京へ行くことになるのだが、果たして劇中では描かれているのかどうか。期せずして、そうした楽しみ方も可能な映画になった。

(文:真狩祐志)


映画『聲の形』
公開中

キャスト:石田将也:入野自由/西宮硝子:早見沙織
西宮結絃:悠木碧/永束友宏:小野賢章/植野直花:金子有希
佐原みよこ:石川由依/川井みき役:潘めぐみ/真柴智:豊永利行
石田将也(小学生):松岡茉優

原作:「聲の形」大今良時講談社コミックス刊)
監督:山田尚子
脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:篠原睦雄
色彩設計:石田奈央美
設定:秋竹斉一
撮影監督:高尾一也
音響監督:鶴岡陽太
音楽:牛尾憲輔
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:映画聲の形製作委員会
配給:松竹