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高校でのネットいじめ 学力階層偏差値40以下

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学力階層別に高校でのネットいじめ発生率をみると、偏差値40以下の最下位層校が最多だった。通信手段といじめの内容は、ツイッターやLINEでの中傷が、どの階層でも高かった――。これは、日本教社会学会の第68回大会(9月17、18日開催)で、原清治佛教大学教授、大多和直樹帝京大学教授、浅田瞳華頂短期大学講師らが発表した調査結果。

調査対象は、京都府滋賀県の高校98校、生徒数6万6399人。昨年5月から今年3月にかけて、自記式質問紙調査法で実施した。高校は、学力階層によって、偏差値40以下から66以上までの間を5刻みで7階層に分けた。

それによると、ネットいじめ発生率は▽「偏差値40以下」では9.1%▽「41から45まで」が6.7%▽「46から50まで」が4.6%▽「51から55まで」が5.1%▽「56から60まで」が4.2%▽「61から65まで」が2.1%▽「66以上」が3.1%。平均すると5.4%だった。

「被害があった」と回答した生徒に、いじめの通信手段とその内容を調べたところ、ツイッターやLINEの割合がどの階層でも高かった。学校裏サイトは低かった。

ツイッターを使ったネットいじめで特に高い数値を出したのは、偏差値が「51から55まで」の56.3%、次いで「66以上」の54.5%。一方、LINEでは、「56から60まで」が46.3%、「40以下」が46.1%だった。

またいじめに至る経過から、悪意のある「いじめ」だけではなく、悪意のない「いじり」も存在していた。これが高じて、本人の自覚がないまま「いじり」が「いじめ」になってしまう場合があった。

スマホや情報通信機器の所持率は、偏差値「66以上」の生徒が8割、それ以外の階層の生徒は9割以上だった。