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高1いじめ 父親が憤り 息子の遺書に涙…

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いじめの被害を訴えていた新潟工業高校1年の男子生徒(15)が11月21日に電車にはねられ、自殺したとみられる問題で、男子生徒の父親(44)が8日、新潟日報社の取材に応じた。大切な息子を失ったことを「いまだに受け入れられない」と話し、「学校は何もしてくれなかった」と、学校側の対応への憤りを語った。

 学校側の調査などによると、生徒は9月中旬から悪口や嫌なあだ名を言われるなどのいじめ被害を受けていた。無料通信アプリでの中傷もあったという。生徒は10月下旬以降、3回に渡って担任に相談。学校は複数の生徒にいじめをやめるよう指導したが、保護者や県教育委員会には報告しなかった。学校側は情報共有や指導方法に「不十分な点があった」としている。

 生徒の父親によると、家族への相談はなかったという。亡くなる前日の11月20日も父親や友人と3人で出掛け、帰宅後も普段通りに夕食を食べ、午後9時半頃に就寝した。「家では笑顔で、悩んでいるようなそぶりは見せなかった」と話す。

 翌日の朝、父親が目を覚ますと生徒はいなくなっていた。遺書を発見し、初めていじめについて知ったという。

 生徒の相談を学校側が保護者に連絡しなかったことについて「本人が嫌がったとしても、家族に少しでも伝えてくれれば違う結果になった。学校にも行かなくていいと言えた。生きてさえいてくれれば、対応はできたはずだ」と悔しさをにじませた。

 県教委は7日、外部の有識者でつくる第三者調査委員会で調査することを決めた。しかし、父親は調査委に期待することはないという。

 「彼が思いを込めた遺書以上の真実とは、何があるというのか」

   ◎「遺書以上の真実はない」-一問一答

 男子生徒の父親との一問一答は次の通り。

 -息子を亡くしたことをどう受け止めていますか。

 「受け入れられない。こんなことが起こるとは思っていなかった。今も帰ってくるような気がしている」

 -いじめについて相談はありましたか。

 「全くなかった。家では笑顔で、悩んでいるようなそぶりは見せなかった。遺書を見るまで、いじめがあるとは知らなかった」

 -どのような人柄でしたか。

 「ネコが好きな優しい子だった。高校では写真部に入り、『楽しい』と言っていた。家で悩みを見せなかった息子には、強くなったねと伝えたい。でも、親に思いを伝える強さも持ってほしかった」

 -高校の対応についてどう考えていますか。

 「息子は学校に相談していたが、学校から家には全く報告がなかった。『何か悩んでいる』と伝えてくれたら、小さなサインに気付くことができ、結果は違っていたはずだ」

 -第三者委員会に求めたいことはありますか。

 「そこで何か結果が出ても、息子が帰ってくるわけではない。彼が思いを込めた遺書以上の真実とは、何があるのか」

 -高校や生徒たちに伝えたいことはありますか。

 「いじめた生徒は『こんなことで』と思っているかもしれないが、息子にとっては『こんなこと』ではない。学校という所では他の子と少し違う部分があると、ばかにする雰囲気があるが、人は違って当たり前。そのことを子どもに気付かせる教育をしてほしい」

 

男子生徒の遺書
 「本当はもっと生きたかった」

 今の自分はあやまろうにもあやまりきれません。

 本当にごめんなさい。

 自分はもう2カ月前から命を断とうと考えていました。

 とても悲しくなり以来毎日一人でいる時涙を流して嘆いていましたが、家では悲しいことを極力思い出したくなかったので家でも相談せず、自分で何とかするべきだと思い先生にも言いませんでした。

 そのことで思い悩み気が沈んでいる所に1カ月前から学校で言葉による虐めを受けました。

 とても悲しく悔しかったのでこのことは先生に相談しました。

 10月中に相談した方は良くなりましたが、11月に入ってから相談した方は何の解決にもなりませんでした。

 自分のクラスの一部に留まらず見ず知らずの他クラスの人にも言われたりしました。

 もうずっと何週間も学校にいるだけで時々泣きたくなり寝るフリをして涙を流していました。

 9月中旬から今に至るまでの平日は生き地獄のような毎日でした。

 もう生きたくないです。

 学校で部活があったり土日時々遠くにいる友達と遊んだりと楽しいこともあったのですが自分にはもう耐えられません。

 本当はもっと生きたかったけどもう生きていける気がしません。