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いじめ撲滅運動をした島木譲二さん死去「元ボクシング西日本ミドル級新人王」

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上半身裸になって自らの胸を連打する「大阪名物パチパチパンチ」や、灰皿で頭を叩く「ポコポコヘッド」など体を張ったギャグで吉本新喜劇の屋台骨を支えてきた俳優・島木譲二さんが16日午前9時6分、脳溢血のため入院先の大阪市内の病院で亡くなった。72歳。所属の吉本興業が発表した。兵庫県尼崎市出身。2011年1月から体調不良のため、休養していた。

 島木さんは元ボクシングミドル級新人王。36歳で吉本入りし、独特の風貌と体格で、新喜劇の“鉄人”のような存在だった。WBA世界フライ級王者の井岡一翔は母校・興国高校の後輩。2006年には学校でのいじめ撲滅を訴えるため、約35年ぶりにボクサーとしてリングに立っていた。【以下、06年12月23日付け本紙より】

 元ボクシング西日本ミドル級新人王の経歴を持つ吉本新喜劇島木譲二(60)が22日、大阪・なんばグランド花月でいじめ撲滅へのメッセージをこめた特別スパーリングを行った。

 アポロジム興行内の特別企画として実現。ボクシングで心身を鍛え、実際にいじめを克服した堺市立鳳南小学校6年生の西井俊二君(12)と、堺市立鳳小学校の禰占輝(ねじめ・ひかる)君(12)と対戦した。

 汗だくで“拳の会話”を終えた島木は「学生さんでも会社員でも常にファイティングスピリットを持つべき。そうしたら、おのずといじめはなくなっていくはず」と言葉に力を込めた。禰占君は「思いっきりいこうと思った。緊張したけど、本当に自信がつきました」とすがすがしい笑顔を見せた。