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いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

議員 北井宏昭氏 「子供達を守れる学校」にするために…

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「いじめ」と「不登校」の問題から、大切な子供達を守るために、12月の文教常任委員会で質疑しました。

 原発避難児童へのいじめ問題で、現場の対応が問われています。混迷する教育現場では、子供達を守りきれていないのが現実です。その重大性を訴えました。

いじめはオープンにせよ

 いじめは大人の世界にも存在します。まして子供同士では、コミュニケーション能力が未熟であったり、子供特有の意地悪など、どうしても発生することです。ですから学校側にとって、いじめは隠す必要のないこと。むしろ、いじめを見えるよう可視化・顕在化して、教師が適切な指導を施すことが、とても重要なのです。

犯罪レベルのいじめ

 いじめの内容について、平成27年度の調査結果では「悪口・仲間はずれ」などと並列して、「叩かれる・蹴られる」「金品をたかられる・盗まれる・壊される」「危険なことをされる・させられる」等々が列挙されています。これらは教育の範疇外で立派な犯罪です。しかし、閉鎖的な学校内では、治外法権的に扱われるのです。

 これら犯罪的行為を一括りに「いじめ」としてしまうと、その犯罪性が認識されません。このような行為に対して、県内では、「校内犯罪」「校内事件」と呼び方を変えて、犯罪として顕在化させよ、と訴えました。

 いじめへの対応も、今や子供を厳しく叱る権限すらない教師が、どう指導力を発揮するのか。当局は「いじめは許さない」との見解ですが、建前と実態との大きな差に課題があります。

不登校の実質ゼロ目指せ

 昨年度、県内の公立小中学校での不登校の子供は、8924人。病気や経済的理由などの要因の長期欠席を合わせると1万3821人にもなります。公立だけでこれほど多くの子供達が、義務教育の学校に通えないでいるのです。この内、教育支援センターや民間のフリースクール等に通えているのは一部の子供達だけ。過度な負担を掛けず無理に学校に通わなくても、教育を受けることの出来る体制づくりを要望しました。

 「待機児童ゼロ」も重要な課題ですが、この問題も大変に深刻なのです。

 今年の課題も、本気・本音の教育改革です。現実的に困窮している学校現場において、子供達を守るためには、あと何人の教員や相談員等の専門職員を確保する必要があるのか、本音で議論するよう促しました。