いじめ不適切対応４３件！

長崎地方法務局は１７日、昨年１年間で同局が取り扱った人権侵害の状況を発表した。公務員などに関しては「いじめに対する学校側の不適切な対応など」が４３件で最多だった。

　人権侵害の数は２６０件で前年より６３件減少した。公務員などの職務の際が５６件（前年比７０件減）で、教職員による体罰や不登校などに関するものが計７件あった。

　私人に関するものは２０４件（同７件増）。夫の妻に対する暴力や児童虐待などが６６件で最も多く、騒音をめぐる近隣間の争いなどが５４件、離婚の強要や職場での嫌がらせなどもあった。

　人権侵害に対して同局は、本人や家族などからの相談に基づき、法務局職員と人権擁護委員が調査し、救済措置を図る。対応では、関係行政機関や団体への紹介などが２５５件で最も多かった。