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同性愛やトランスジェンダーなどの子が、小中高時代にいじめ…

同性愛やトランスジェンダーなど性的少数者の58.2%が小中高校時代にいじめに遭い、21.1%が不登校の経験を持つとの調査結果を宝塚大の日高庸晴教授(社会疫学)が公表した。いじめに遭った人のうち「先生がいじめの解決に役立った」と答えたのは13.6%にとどまった。

 文部科学省は平成27年4月、性的少数者への学校での配慮を求める通知を出し、28年には教職員向けパンフレットも作成したが、日高教授は学校現場での理解が進んでいないと指摘。「性的少数者の現状から目を背けずに、それぞれの立場でできることを進めてほしい」と訴えた。

 調査は昨年7~10月、ライフネット生命保険の委託で実施。インターネットで協力を呼び掛け、自身が性的少数者と認める全国の約1万5千人が答えた。日高教授によると、性的少数者対象の国内調査では最大規模。

 同性愛の知識を学校でどう習ったか聞いたところ、「一切習っていない」が68.0%を占めた。「否定的な情報を得た」が17.2%、「『異常』なものとして習った」が5.4%で、「肯定的な情報を得た」は7.5%だけだった。

 否定的な情報を得たり、「異常」なものと習ったりした人の割合は10代、20代で高く、日高教授は「性的少数者をどう伝えるのか、教員の研修を進め、人権教育の一環として取り上げるなど、よりきめ細やかな施策が大切だ」と指摘している。