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いじめで2人高校生を補導

県警が少年課に専任の「いじめ対策係」を設置した4月以降、警察署へのいじめ相談をきっかけに県内の高校生を補導した事案が、17日までに2件あったことが分かった。少年課は「学校内の出来事であっても、悪質なものは犯罪捜査の対象になる」として、内容によっては今後も事件化する方針を示している。

 県警は「少年の更生」を理由に詳細を公表していないが、容疑は名誉毀損(きそん)、暴行と恐喝が各1件。

 名誉毀損容疑は、高校生が相手の高校生に対し、一般の人も見ることのできる会員制交流サイト(SNS)上で名誉を傷つけるような悪口を書いた疑い。暴行と恐喝容疑は、高校生が相手の高校生の顔付近を殴り、金を取った疑い。

 「いじめ対策係」は少年課の警部と警部補の専従2人態勢。県警によると、2件は被害を受けた生徒から警察署が相談を受け、捜査に着手。対策係が指導・助言し、事件化した。いずれもいじめ被害は解消したが、加害生徒2人は各署が補導し、今後、家庭裁判所へ送致される見通しという。

 県警のいじめ相談窓口への相談は、今年1~6月で78件に上り、前年同期より55件増えた。補導した2件以外にも警察が捜査に着手した後、加害生徒が反省し、被害を受けた生徒側が「学校内で解決できた」として告訴や被害届を取り下げるケースも多いという。

 県警少年課は「加害者は先生に指導されるだけで済むと思うかもしれないが、犯罪は犯罪。悩んでいる人は警察に相談してほしい」としている。