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いじめ問題克服、社会総がかりで

静岡県教委は10日の定例会で、国の方針改定を受けた県いじめ防止基本方針の改定案をおおむね了承した。県子どもいじめ防止条例の基本理念を踏まえ、いじめの認知を対策のスタートラインと捉え、社会総がかりで問題克服に取り組むとしている。2017年度内に取りまとめ、学校ごとの方針策定に役立ててもらう。
 できる限り初期の段階でいじめを認知し、対応する姿勢を要請するとともに、県や国、市町、学校、家庭、地域などの連携の必要性を明記。県教育委員や県いじめ問題対策連絡協議会の有識者の意見を参考に、日ごろから子どもの心の状態を把握する大切さや、具体的な事例の分析に基づく対処、教職員の資質向上の重要性も盛り込んだ。
 国の改定に合わせ、けんかやふざけ合いも看過しないことや、いじめ「解消」後の観察の継続、学校の組織的な対応力向上に関する記述なども加えている。
 定例会では、教育委員から「一人一人に多様性があって当たり前との認識を早い段階から子どもに持たせるべき」との指摘や「なぜいじめが起きるかの考察など、予防に向けた本質的な取り組みが必要」との意見があり、県教委事務局は記述に反映すると応じた。