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いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

いじめの芽 スマホで摘む!!

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◇県教委、通報システム試験

 ◇生徒や保護者向け 3中学で

 県教委は、いじめの情報を生徒や保護者がスマートフォンなどで通報できるシステムの利用を4月から、県内の中学校3校で試験的に始めることを決めた。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で行われるいじめ行為など、周囲が気づきにくい問題も早期に把握したい考えで、1年間の成果を検証し、正式導入するかどうかを判断する。(中村総一郎)

 通報システムは、民間業者「コアシステムズ」(広島県福山市)が開発した「i@signal(アイシグナル)」。利用は無料で、スマホなどから専用ページに接続し、画面上で「わたしが」「わたしの友達が」「いじめを受けている」「いつもと様子が違う」などの選択肢にチェックマークを入れるなどして送信すると、学校側の端末に通報内容が伝わる。業者によると、東京や神奈川、千葉、広島の小中学校、高校計23校が採用しているという。

 県では、すでに24時間対応の電話や電子メールでのいじめ相談窓口を設けているが、2016年度の利用は電話72件、メールはわずか10件。県教委は、中学生にも利用が広がっているスマホにも通報の選択肢を広げ、いじめなどの兆候の早期発見に努める。

 通報システムには、いじめや暴力などの内容を具体的に書き込むこともできる。名前や学年を記入する欄もあるが、実名では通報しにくいと感じる可能性もあるため、利用する学校の裁量で、匿名でも受け付けることができるようにする。

 3校の生徒、保護者に、端末で読み取ればシステムに接続できるQRコードを記載したカードを配布する予定で、県教委は18年度の一般会計当初予算案に学校側の受信用端末購入費など計14万4000円を盛り込む。

 県内の中学校では、スマートフォンの持ち込みを原則禁止しているため、通報の受付時間帯は、午後5~10時を想定している。

 匿名での通報を可能にした場合、より多くの通報が期待できる。その一方で、具体的な内容が特定できないため、生徒への面談やアンケートを実施するなどして情報の内容を確かめていく。

 県教委いじめ・不登校総合対策センターは「匿名での通報は、当事者を特定しにくいデメリットもあるが、早く動き出すきっかけになる。これまで把握できなかったいじめをすくいあげ、重大な結果にならないよう適切に対処していく」としている。