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黒板に「遺影」、京都 高2不登校

京都府立高で2016年、当時2年の女子生徒が部活動中に遺影を模した絵を黒板に描かれる重大事態のいじめがあったとして、府教育委員会は23日、調査委員会の報告内容を発表した。被害生徒は不登校となり、別の高校へ転校した。

 調査委によると、16年9月、被害生徒が部活動を休んだ日に1年女子と2年女子が黒板に被害生徒の遺影を模した似顔絵を描き、翌日も描いた。被害生徒は消すように求めたが2人は応じず、自ら消したという。

 その後被害生徒は不登校となり、断続的に計28日休んだ。別室登校で2年生の単位を取得し、17年4月に転校した。

 府教委はいじめが原因の転校や30日に迫る欠席日数から、重大事態と認定。17年5月、外部の識者でつくる調査委に調査を依頼した。

 調査委は、部内で他の部員をからかう「いじり」の風潮が背景にあると指摘した。このような部の雰囲気もあって問題発生の数日前に被害生徒が休部を申し入れた。学校はいじりの状況を把握しておらず、調査委は「注意が払われていれば、未然に防げたのではと思われる」とした。

 委員長の本間友巳・京都教育大教授は「学校の組織的な取り組みが不十分だった」と述べた。橋本幸三教育長は「極めて残念。真摯(しんし)に受け止め、安心・安全な学校づくりに努めたい」とコメントした。