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大阪府立高のいじめ認定

大阪府教育委員会は12日、府立高で不登校になった男子生徒について、ツイッターなどによるいじめがあったと認定した第三者審議会の報告書を公表した。報告書は、高校は本人や両親からの相談を受けても事実確認を進めなかったとし「あまりにも危機意識に欠けた不十分かつ不適切な対応」と指摘した。

 報告書では学校名や詳細な経緯は非公開だが、関係者によると、生徒は2015年11月ごろ、同級生からツイッターなどで中傷と受け取れる発言を受けたという。

 報告書は、本人などへの聞き取りや関係する生徒へのアンケートにより、いじめがあったことを認定し、不登校になった原因とした。

 高校については、対応を始める機会が何度もあったにもかかわらず、事実確認や加害生徒への指導といった積極的な対応を取らず、府への報告も遅れたと指摘。いじめ対応への「基本的知識・理解が決定的に欠けていたと言わざるを得ない」とした。

 府教育庁も、審議会への諮問が遅れたことを手続き上の問題点として挙げた。審議会は16年10月に調査を開始し、今年1月に報告書をまとめた。府はその後、公開可能な範囲などを検討していた。