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「いじめ」をアーティストと俳優が痛々しく表現

 

インターネット上で特定の人物に対して悪口や誹謗中傷を行う、ネットいじめSNSが普及していくにつれ、 “顔が見えないコミュニケーション” によって生まれる不和もまた急増してきたように思えます。

ボディペイント・アーティストのジョディ・スチール(Jody Steel)さんがインスタグラムで公開しているのは、ネットいじめを表現した作品「Negative Threads(負の糸たち)」。

【ネットいじめをボディペイントに】

モデルとして協力しているのは、人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』にも出演した俳優のホセ・パブロ・カンティージョさん。

上半身裸となったホセさんの胸には、ツイッターフェイスブックといったSNSロゴマーク。そこから「バッド評価」を表すアイコンとともに伸びる糸がホセさんの体をがんじがらめにし、ぎゅうぎゅうと締めつけているよう。

【「感情を持った人間がそこにいるのだと認識してほしい」】

ジョディさんはインスタグラムで、

「どんなコメントや写真にも、そのうしろに生の感情をもった生身の人間がいるんだってことを意識するのは大事なこと。ポジティブなこと、有意義なことを言えない感じだったら、ただスクロールして読み飛ばすべきです」

とコメント。ジョディさんが言うように、顔が見えなくても「生身の人間が目の前にいるのだ」という自覚があれば、罵詈雑言を浴びせようなどという考えに至らないのではないでしょうか。

モデルとなったホセさんもまた、おもに学生を対象にいじめやサイバー攻撃を根絶するための運動を行う非営利団体「No Bully」に協力するなど、いじめ問題に取り組んでいる方。2人のアーティストの思いがかたちとなったこの作品は、観る者の胸を強く締めつける力があります。

【いじめは今この瞬間も起きている】

ちなみにジョディさんによれば、世界中の学生の約30%が毎年いじめの被害に遭っていて、また約43%の子供たちがネットいじめに遭った経験があるとのこと。さらに4人に1人が、「いじめに遭った経験は1度のことではない」と話しているそうです。

1人1人の意識が変われば、世界も変わるかもしれない。いじめのない世界に少しずつでも近づいていけたらと、願わずにはいられません。