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鹿児島の高1自殺

2014年に鹿児島県立高校1年の男子生徒(当時15)が自殺した問題で、いじめの有無などを再調査する県の第三者委員会が24日、県庁で初会合を開いた。委員長の甲木真哉弁護士は会合後、約4カ月後をめどに再調査結果をまとめる方針を明らかにし、「亡くなった生徒の気持ちに添いながら、十分な調査をしたい」と述べた。

 男子生徒は14年8月、自宅で自殺した。県教育委員会が設置した第三者委は、いじめが疑われるような複数の情報を確認したが、裏付けることはできなかったとの報告書を昨年3月にまとめた。

 男子生徒の母親は、聞き取りをしたのが教職員88人に対し生徒が3人だけだったとして、調査対象の偏りや事実確認の不十分さを訴え、県は再調査を決めた。

 今回の第三者委は知事部局が設置。弁護士や教育の専門家ら5人で構成し、24日の議論は非公開とした。