いじめニュース速報@イジ速

いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

小5女児自殺

兵庫県多可町の町立小学校5年の女子児童(当時10歳)が昨年5月に自殺した件で、町教委が設置していた第三者委員会は2日、「いじめが要因になった」とする調査結果を公表した。クラスの女子グループにいじめの加害者にも被害者にもなる流動的な層がおり、被害者が入れ替わりながら仲間はずれが繰り返し行われていた、という複雑な状況を明らかにした。一方、遺族は「報告書は娘にどのようないじめがあったのか分かりにくい」と再調査を求めている。

 

 女児は2017年5月1日夜、自宅で自殺を図り、翌日に死亡を確認。大学教授や弁護士、医師らで構成する第三者委「多可町いじめ問題対策委員会」が同年7月から調査していた。

 報告書(概要)は、女児も加わっていたグループが「固定化した加害層の児童」と流動的な層に分かれた「いびつな社会関係」になっていた、と指摘した。女児は流動的な層に属し、ストレスを感じていたと分析。この疲弊感やいじめが自殺の要因と結論付けた。

 女児は4年生進級時に学校の統合で同級生が増え、新しくなったグループで無視されたり蹴られたりした。5年のクラス替えでもグループから抜けられずに孤立。「死にたい」というメモもあった。

 学校の対応についても、グループの本質を捉えた対応ができず、女児の苦痛感を受け止められなかったと指摘。岸原章教育長は「重く真摯(しんし)に受け止め、心よりおわび申し上げる」と謝罪した。