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ロボットがイジメを避ける方法を学習

大きなショッピングモールなどに配置される警備ロボットは、時に人々に行く手をふさがれることがあります。特に集団になった子どもはロボットに興味を示し、時には殴る蹴るの暴行を加えることも。そんな、子どもたちによるイジメを避けるために研究者がシミュレーションを行い、「いじめ回避アルゴリズム」を開発しました。

ロボットのいじめの現状は以下のムービーを見るとよくわかります。

youtu.be

ショッピングモールを徘徊(はいかい)するロボットは訪れた人の目を引き、ロボットの前に人が立ちふさがることも珍しくありません。


特に子どもはロボットに強い興味を持ちます。大抵の子どもはロボットが道をあけるようにお願いすると……


すっと道をあけてくれるので問題ありません。


しかし、時には子どもの集団に囲まれ、しかも「道を空けてくれ」というロボットのお願いが無視されてしまうことも。特に、子どもの人数が多く、監督者が不在のときにこのような事態は起きやすくなります。


自分のお願いが無視されたロボットは進路を変更しようとしますが、道をふさがれそれすらできないこともあります。かごめかごめの状態で身動きが取れなくなってしまったロボット。


子どもの行動がエスカレートし、暴力を振るわれてしまうことも。蹴られたり……


殴られたり


ボールを投げつけられることもあります。


そこで、研究者らは子どもの行動や暴力モデルを含んだシミュレーションを行いました。


このシミュレーションを踏まえて作成された「いじめ回避アルゴリズム」によって「暴力を振るわれる可能性が高い」と予測できるようになったロボットは、目的地の変更を図るようになりました。具体的にいうと、ロボットは人と遭遇した時に相互作用時間や人口密度、1.4m以下の人がいるかどうかなどを検知します。そして、その身長以下の人々から逃げ、身長が高い人のグループへや人口密度の高い場所へと向かいます。


「いじめられにくい」と判断して親が一緒にいる子どもに近づくロボット。実際にテスト結果を比較してみたところ、シミュレーションを経ると、いじめにあう割合が著しく減少したそうです。


このシミュレーションを行ったのはIRC 知能ロボティクス研究所大阪大学龍谷大学東海大学の研究者たち。 Robovie-IIというショッピングモールに配備されているロボットに対し、研究者らは実験を行いました。また、ロボットをいじめた子どもたちにインタビューを敢行したところ、74%の子どもが「人間みたいだから」、13%の子どもが「ロボットみたいだから」と回答したそうです。これまでに行われた研究で、共感や同情の心は年齢とともに発達していくことがわかっていることから、子どもたちの行動は共感の小ささから起こったものだとみられています。