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いじめ、3割が相談できず

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 大津市は18日、市内の小中学生を対象にした「いじめについてのアンケート」の調査結果を公表した。悪口や暴力行為などを受けた後、3割以上が相談できなかったと回答。一方、中学生がLINE(無料通信アプリ)やチャットでの相談窓口を利用しやすいと考えていることも分かった。

 いじめの対象になった市立中の男子生徒(当時13)が、2011年10月に自殺したことなどを受け、市は16年度から毎年度小中学生にアンケートを実施。18日にあったいじめ防止対策の会合で、今年度の調査の速報値を公表した。

 小中学校の各学年の中で3クラスごとに1クラスを抽出。5月14日~6月1日に、小学4~6年生計4180人、中学1~3年生計3356人が回答した。

 前学年の時に暴力を振るわれたり、悪口を言われたりした経験を尋ねると、68・5%が「ない」と答えた。「ある」と回答した中では、「からかわれたり、悪口やおどし文句、嫌なことを言われたりした」が、最も多かった(17・2%=複数回答可)。続いて「叩(たた)かれたり、蹴られたり、ぶつかられたりした」(13%=同)、「インターネットにつながる機器で、嫌なことをされたりした」(4・2%=同)。こういった経験をした児童、生徒に対し、「受けた行為をいじめだと思うか」を尋ねたところ、「すべていじめ」(31・3%)、「いくつかはいじめ」(44・8%)、「すべていじめではない」(17・8%)となった。

 行為を受けた後、誰に相談したかについては「誰にも相談しなかった」が中学生で38・9%、小学生で34・5%にのぼった。どのような窓口なら相談しやすいかについては、小学生は「実際に会って相談できる窓口」が最も多かったが、中学生は「LINEやチャットで相談できる窓口」が最多だった。