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芸能ナイショ話 柄本時生、小学生時代いじめられっ子だった。

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個性派俳優として知られる柄本時生(29)。出演中のフジテレビ系「さくらの親子丼2」(土曜後11・40)は児童虐待など重いテーマを扱うが、おっとりした弁護士役で“癒やし”を与えてくれている。

 先日、時生にインタビューする機会があった。テレビで見たままの物腰の柔らかさ。何でも気さくに答えてくれる人柄に、すぐに吸い込まれた。

 名優、柄本明(70)と10月に亡くなった実力派女優、角替和枝さん(享年64)の次男として生まれ、29歳ながら人生の半分を役者として過ごしてきた。兄は俳優、柄本佑(32)でその妻、安藤サクラ(32)を義理の姉に持つ。

 俳優一家で育ったいわゆる“サラブレッド”なのだが、本人は「俳優がすごいものだと思ったことがない」といたって自然体。高校生の頃までは「かっこいい」という理由で宮大工になりたかったそうだ。

 また、小学生時代からいじめられっ子だったことも赤裸々に語ってくれた。それでも“時生風”と思わせるのは、「良いいじめっ子に恵まれた。良いジャイアンでした」と明るく振り返るところ。今でも“ジャイアン”と会うことがあるそうだが、「俺、子分だったからね」と話せる今が楽しいという。

 「さくらの親子丼2」に登場する子供たちは虐待などに悩まされている。実際にそんな境遇の子供たちに会うことがあれば、「友達になりますよ。それ以外、僕にできることはないから」と即答した。

 こんな人がいる撮影現場は、楽しい雰囲気で包まれているに違いない。ただの“いい人”ではなく、俳優として、人間として、ひとクセもふたクセもある時生のこれからに注目したい。