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弟に焼きもちを焼いていじめてしまう

1歳の弟に焼きもちを焼いていじめてしまう3歳のお兄ちゃんについての相談です。どうすればやめさせることができるのか、専門家に意見を聞いてみましょう。



3歳児のママからの相談:「弟にやきもち」


3歳の長男にはもうすぐ1歳になる弟がいるのですが、弟が産まれた時から焼きもちがひどく、すぐに弟をいじめてしまいます。ひっかいたり叩いたり押したり…とにかく激しいです。何度注意してもやめません。たまには抱きしめたり「かわいいかわいい」と言ったりする時もあるのですが、毎日泣かせては怒られて謝っての繰り返しです。ママ友に相談しても男同士だからだよと言われるのですが、本当に兄弟だからでしょうか。他の子はみんな、もっと赤ちゃんに優しくしているように感じます。どうしたらやめてくれるのでしょうか。(30代・女性)




焼きもちは正常な現象

下の子が生まれて、焼きもちを焼いたり赤ちゃん返りをしたりするのは自然なことで、その感情を表出できているのは良いことでもあるようです。




『3歳で下の子を可愛がるのは難しいかもしれません。3歳はまだ自分の感情や欲求をコントロールすることができませんし、親の愛情を独り占めしたい年齢ですから、下の子に愛情を注ぐということは難しいでしょう。(看護師)』





『親が下の子のお世話で忙しくしていると、下の子に愛情が集中しているように感じます。下の子に意地悪をしたり、今までできていたことをしなくなったり、甘えや愚図りが酷くなるのは、関心を自分へ向けたいための行動です。怒ってしまうのは逆効果になり、下の子への意地悪がエスカレートする可能性があります。(看護師)』





お兄ちゃんとしての自覚を持たせようとしたり、役割を押し付けるような言動をしたりすることで、子どもストレスプレッシャーを感じ、チックなどが始まる子もいますので注意しましょう。(看護師)』





子どもは成長発達の段階で、下の子が生まれると「退行」と呼ばれる現象が起こります。いわゆる「赤ちゃん返り」です。赤ちゃん返りがないお子さんの方が、気持ちを抑制していて発達に不安を感じます。お話を伺っている限り、上の子はきちんと感情を表出できており正常に発達していると感じます。一方で攻撃的になってしまうときは、注意が必要です。限度を超えるようであれば、その場で注意するようにしましょう。(看護師)』




上の子への関心と愛情を表現しよう

上の子への関心や愛情を、上の子自身が十分だと感じられるまで注いであげることが勧められています。




『まずは「あなたが大切」ということを示すことが重要です。上の子と2人きりの時間を作る・言葉で愛情表現をする・スキンシップをする・下の子のお世話をしたときはたくさん褒めるなど、上の子へ関心があること、愛情があることをわかるように表現することが大切です。(看護師)』





『同じように対応したとしても、子どもによって「お母さんに十分甘えられた、満たされた」と感じる子どももいれば「これだけじゃ足りない、もっともっとお母さんに甘えたい」と思う子どももいます。そしてお母さんに甘えたい気持ちを素直に表現できる子どももいれば、下の子へぶつけてしまう子どももいます。生まれ持った性格による部分が大きいので、お子様が悪いわけではなく、お母様の対応が悪いわけでもないと思います。(産婦人科看護師)』





『ただ、お子様はお母さんに甘えたい気持ちが人一倍強く、十分に満たされていない可能性がありますので、「赤ちゃんに優しくしなさい」と注意するのではなく、まずはお子様とたくさんお話したりスキンシップをとったりすることをお勧めします。お子様がお母さんに十分甘えられたと感じられると、自然と下のお子様にも優しくできると思いますよ。(産婦人科看護師)』




下の子への焼きもちや赤ちゃん返りは正常な現象であり、お兄ちゃんらしくすることを強要しないようアドバイスがありました。上の子の反応は、関心や愛情を必要としているサインで、それがどのくらい必要かは子どもによって異なるため、子どもが十分に甘えられたと感じられるまで会話やスキンシップをするとよいようです。