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新潟市の青陵高校で発覚した集団暴行動画のネット拡散

新潟市の青陵高校で発覚した集団暴行動画のネット拡散。新潟県内では昨年もいじめの様子を撮影した動画がSNSに投稿されるなど、同様の被害が出ている。SNSがいじめに利用されると、直接関わった生徒を超えて多くの人に広まる二次被害を生むこともあり、専門家は「被害者の苦痛は大きい」と指摘する。

 県内では2018年1月、県立高の生徒がいじめられている動画が投稿され、インターネット上で拡散。16年に県立新潟工業高の男子生徒が自殺した問題では、無料通信アプリLINE(ライン)に生徒とあだ名に関する合成画像が投稿され、クラス外でもあだ名を言われていた。18年6月に自殺した下越地方の県立高の男子生徒も、SNSで中傷されていたという。

 県教育委員会によると、16年度に県内の小中高校などで認知されたいじめのうち、携帯電話での誹謗(ひぼう)中傷などは199件。その後も件数は「増加傾向にある」とし、18年度内をめどにSNSに関する教育プログラムを作るとしている。

 県教委のいじめ対策等検討会議の委員長を務める一戸信哉・敬和学園大教授(情報メディア論)は「子どもはSNSを友人だけの空間と捉え、多くの人に見られる可能性に思いが至っていない」と傾向を分析。SNSのいじめは被害がどこまで広まるか分からず、「従来以上に被害者はつらいはずだ」と語る。

 対策として「教職員は子どもがSNSで何をしているか把握する努力が必要。親もSNSのリスクを知ってほしい」と呼び掛けた。