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いじめを産む根本的な問題に目を向けなければいけない!

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「いじめはいけない」と訴え続けるのは大切ですが、それだけでいじめをなくすのは難しと言わざるを得ません。「希薄な人間関係や成功体験の欠如」といった、いじめを産む根本的な問題に目を向けなければいけないのではないでしょうか。いじめをなくすために教育現場が取り組むべき本質的な課題、すなわち「共に生きること」を論じています。

大切な命を愛せよ

私は、命を愛することが、いじめをなくし、生き生きと人生を送り、人々が共に生きる社会を創ると信じている。だから、教育という切り口を通じて、自分の命や他の人の命を大切にし共に助け合い生かし合う創造にあふれた未来社の実現をめざしている。

生きていると、人生を深く味わう時もくる。例えば、それは大切な人との別れである。しかし、その別れの原因が、けっしていじめであってはならない。いじめは、人が作り出しているもの。思い一つでなくすことができるものである。

その思いとは、たった1点。どの人も祝福されて生まれてきたことと愛すべき存在であることを忘れなければいい。人と人がお互いを大切にして、共に生きるためには、難しいことはいらない。他の人との出会いの中で、自分を愛することや、人を愛する力を育んでいくことだ。

私は子どもたちに伝えたい。

愛せよあなた自身をあなたに出会う人々を。みんな一人で生まれてきて、一人で命を終える。誰もが尊きひとり。されど生まれてきたときにすでに あなたは祝福された愛すべき存在だったことを忘れないでほしい。そしてあなたが出会うすべての人が生まれた時から愛すべき存在だった。それならば個性の違いを受け入れよ愛せよ。あなたの枠組みで愛を限定するな」

と。

そして、「共に生きる」ことができる人間となるための基礎力を育むのは、教育の場であると私は考えている。はじめは、家庭教育、保育園や幼稚園での教育。そこで、心を育む。育まれた心が基礎力となって、小学校という環境での学びを体験するのである。もちろん、小学校に行っても、家庭教育は、続いている。

小学校では、思いを行動に移し、経験を増やしていく時代。初めて行うことを失敗するのは、当たり前である。失敗を体験するからこそ繰り返し練習する。そして、繰り返し練習することが、勤勉や努力という才能を育む。失敗が気づきを産み、その気づきが次の成功を産むことになる。だから、失敗しても気づきがあればそれは成功だと私は考えている。

新しいことにチャレンジする、行動する勇気。行動する勇気は親や教師が見守る安心と安全の中で自分を愛し他の人を愛することによって育つものである。個性の違いを受け入れ、共に生きていくことができる世界は、喜びと創造にあふれている。

小学校での成功体験は共に生きる喜びを味わう体験と重ね合わせることで喜びを倍増させ絆を深める。教師は、共生の意図をもって、集団の育成を進めていくことが大切である。希薄な関係の体験しかない子どもたちに、協働で生きる豊かな体験を何度味わわせることができるかが教育の使命である。学校教育の中で、明るく生き生きと、共に生きる体験が育まれたとき、その体験が30年先の未来の明るい未来ビジョンを拓くのである。