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全身やけどに壮絶ないじめ経験...

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6月3日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分)では、平成最後の日、夜の北千住で出会ったたかこさんのおうちにお邪魔しました。

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鍼灸師として働いているたかこさん。この日は患者さんの元に出張へ行ったのに商売道具の鍼を忘れてしまったそう。タクシーの中で新時代・令和を迎え、たかこさんは万歳三唱。

実は、たかこさんの両親は内縁の仲で籍を入れていません。たかこさんは、義理の父と養子縁組を結んでいると話します。両親と暮らしているたかこさんですが、現在お母さんは施設に入っていて、お義父さんは入院中とのこと。この日は大型連休を利用して、叔母・のりこさんや従兄弟たちが遊びに来ていました。

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お義父さんは末期の心不全を宣告され、最近まで自宅で療養していたそう。客間として使っていたお義父さんの書斎は、たかこさんの仕事部屋になるといいます。82年前の漢字辞典など、今となっては貴重な書物がたくさん置かれていました。

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「2階も見せてください」とお願いすると、「あんな汚いところ見せられる?」と明るく笑うたかこさん。階段には猫用トイレの砂が大量に並んでいました。二世帯住居として建てられた家なので、2階にも台所があります。物が多い2階はたかこさんの居住スペース。いつも座る場所には、お化粧がしやすいように鏡を宙吊りにしていたり、手の届くところにワインボトルがあったりと、自由な空間。ベランダは夏に行なわれる花火大会の超特等席になるそう。

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「子供の頃にいっぱい苦労したから今は幸せ」と語るたかこさんは、体に残るやけどの痕を見せてくれました。4人兄弟の末っ子で、使いっ走りにされることが多かったというたかこさん。ある日、沸かしすぎたお風呂の様子を見に行った際、煮えたぎったお湯の中に落ちてしまい全身にやけどを負ったと話します。運び込まれた病院に、その日偶然皮膚科の先生が3人いたそうで、今でも生きていることが奇跡だと語ります。

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たかこさんの実のお父さんは缶工場を営む社長で、たかこさんが8歳の時、億単位の借金をして2軒目の工場を建てたタイミングで亡くなってしまいます。お父さんが残した借金を返すために、お母さんは会社を売却。100坪近くあった家を改装して賃貸に出すことで生計を立てることに。それについての家族会議が長引き、うっかりお風呂を沸かしすぎて、たかこさんのやけどに繋がってしまいました。

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やけどの傷跡が残る体なのに、高校の校則が厳しかったため半袖の制服を着用していたたかこさん。教員も含めた周囲から「そんな体で」「片親のくせに」といじめられていたと明かします。勉強をどんなに頑張ってもいじめは続き、それが原因で摂食障害に陥り、自殺を図ったことも。

難病を患うお酒大好き美女が語る...紆余曲折の人生:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

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【配信終了日:4月9日(火)】動画はこちら4月1日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜3時55分)では...



今のたかこさんは、「相手の痛みがわかる」と語ります。やけどで体のつらさを知り、いじめで心の傷も経験したことで、鍼灸師という職業につながったのだといいます。会社に勤めながら25歳で目指し始めた鍼灸師に、4度目の試験で合格。そのときたかこさんは52歳でした。

大学時代に大恋愛をしていたというたかこさんですが、仕事に夢中になりすぎてしまい振られてしまったそう。今は両親の面倒を見るのが精一杯で、結婚については諦めていると話します。大好きな猫と共に暮らしていることでたくさんの幸せを感じているよう。

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さらに、たかこさんが37歳の時、やけどの治療で行なった輸血が原因でC型肝炎にかかっていたことが発覚。その後の治療はとてもつらいものだったと話します。現在でも「完治した」とは言えない状況ですが、大切な家族や猫と暮らすたかこさんは、素敵な笑顔を見せます。令和では、壮絶だった昭和・平成よりも明るく楽しい人生が待っているはず!