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いじめメモ隠蔽

神戸市垂水区で平成28年10月に市立中3年の女子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、いじめの調査メモを隠(いん)蔽(ぺい)したことが発覚した市教育委員会の改革を議論した有識者会議が30日、「遺族に寄り添う姿勢が著しく欠けていた」として職員研修の充実や専門家との連携強化を求める提言をまとめた。

 有識者会議などによると、自殺後に学校が同級生からいじめの内容を聞き取ったメモを市教委の首席指導主事と校長が隠蔽。他の市教委職員はメモの存在を知らなかったが、聞き取りを基にしたいじめの構図は把握していた。

 遺族が資料提供を求めても、市教委は「記録として残っていない」と回答した。有識者会議は、被害者側への適切な情報提供を定めた「いじめ防止対策推進法」の理解が欠けていたと認定。研修で法律の理解を促し、いじめ対応を複数部署でチェックする機能を設けるよう求めた。

 市教委は問題発覚後、いじめ対応や生徒指導を管轄する課を新設した。学校にいじめや虐待の対応をアドバイスする「スクールロイヤー」と呼ばれる弁護士1人も市教委に配置している。