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教員いじめ問題で前校長は雲隠れ

神戸市立東須磨小学校

 

神戸・東須磨小学校イジメ事件 教育現場にあるまじき異常事態

11月1日、神戸市教育委員会は、東須磨小のA前校長を市教委付に異動させた。問題発覚後、一部のメディアには顔と名前を伏せて登場したA前校長だが、現在は、体調不良を理由に学校を休んでいる。市が設置した第三者委員会のヒアリング対象にもなっており、今後はA前校長への調査も本格化させる方針だ。

前校長は雲隠れ状態

「当初、A前校長は『自分も会見する用意があるのに、市教委が言ってこないんだ』と嘯いていたそうです。その後、A前校長の仲介者を名乗る人物が一部のテレビ局に接触。いろいろな条件を付けて、取材の設定をしていました。

 しかし、最初に取材を受けたインタビューが批判を集めると、次の取材では自身のパワハラを限定的に認めるという作戦に転じました。その後は行方をくらまし、雲隠れ状態です」(市政担当記者)

 一連のイジメ事件では、教育現場にあるまじき異常事態が起きていたことが明るみに出た。加害者として4人の教師の関与が明らかになっているが、「週刊文春」の取材によれば、イジメが横行する校内環境が醸成された責任は、A前校長にある。

 

 A前校長は、被害者のX先生が東須磨小に赴任してきた際、教頭を務めており、イジメが本格化したとされる昨年度は校長に昇任した年だった。

「被害者のX先生が1年目の頃、近隣小学校との親睦会を欠席すると伝えると、『おまえは、俺の顔に泥を塗ってええんか』と恫喝。別の飲み会でもお酒が強くないX先生に『1杯目はビールやろ』と酒を強制していました。

 また、担任するクラスが学級崩壊状態に陥ってしまった若手教師には『おまえには、郵便屋か新聞配達が向いている』と言い放ったこともありました。イジメ加害者のうちの一人で、問題となったカレー動画でX先生を羽交い締めにするなどしていた男性のB先生はこの発言を聞きつけ、その若手教師のことを『郵便屋!』といじっていました」(東須磨小関係者)

体罰について説明を求めると不貞腐れた態度で……

 別の関係者が続ける。

「A前校長と親しい女性のC先生は女子大の音楽科出身なのですが、A前校長の威光をバックに音楽専科の先生にきつく当たっていたことも、内部では問題視されていました。昨年度の音楽専科の先生は堪りかねてA前校長に直談判。『あなたのやっていることはパワハラです!』と抗議したそうです」

 A前校長とB、Cはかつて神戸市北区の小学校でも同僚として勤務していた。当時を知る保護者が語る。

「息子が担任だったB先生に鳩尾を殴られる体罰を受けたことがありました。皆の見ている前でのことだったので、同じクラスの親御さんが心配して教えてくれたんです。学校にも話を聞こうとしましたが、B先生は終始『なんなんですか?』と不貞腐れたような感じで……。私としては、どういう状況だったのかをB先生からもきちんと説明してほしかっただけなのですが。

 当時、私はPTAの役員もやっていたので、教頭になりたてだったA先生は『まぁまぁ。お母さん、こっちで話しましょう』と必死で仲裁していましたね。結局、当時の校長先生とも話し合って、教育委員会のアンケートに体罰のことを記入して提出しました」

 

 前任校でも問題を起こしていたBと、それをきちんと監督・指導していなかったA前校長。自らもパワハラを指摘されるA前校長の下、Bら加害教師は、東須磨小でやりたい放題のイジメを加速させていった。加害教師が傍若無人に振る舞う背景には、A前校長との近しい関係があったのだ。

「責任の度合いは仁王校長よりA前校長のほうが大きい」

 神戸市幹部も、「週刊文春」の取材に「正直、一連の問題に関する責任の度合いについては、現在の仁王美貴校長よりも、A前校長のほうがはるかに大きいと思っている」と語った。

「第三者委員会は11月の中旬を目途に中間報告を行い、年内には最終報告を行う予定。加害教師のうち、暴力やセクハラ行為への関与が顕著な2名は懲戒免職。残り2人には自主退職を勧告するのではないかとみられています。今後は彼らのイジメを見逃し、自身もパワハラ行為があったとされているA前校長も懲戒処分の対象となるかどうかが焦点となりそうです」(地元のマスコミ関係者)

 当の本人は「絶対にばれない所に潜伏している」と豪語しているという。

 

 学校教育法第37条には、校長の職務権限をこう定めている。

〈校長は、校務をつかさどり、所属職員を監督する〉

 A前校長は、監督責任者として職務を果たしていたのか。教育者として、真摯な説明が求められている。