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「表は仲良し、裏アカでは悪口…」ネットいじめが過去最多

自殺者も…

10月に公表された文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小中学校、高校の「パソコンや携帯電話等を使ったいじめ」の認知件数は16334件。ここ数年増加傾向にあり、過去最高だった。ネットいじめ、と言ってもいまではほとんどが「SNSいじめ」と言っても過言ではないだろう。

インターネットやSNSを通じたいじめが、後を絶たない。

小中学校、高校を対象にした2018年の調査では、パソコンや携帯電話を使った「ネットいじめ」が過去最高となったことも明らかに。

AIによる分析結果では、「SNS中傷のいじめは深刻化しやすい」との調査結果も出ている。

 

10月に公表された文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小中学校、高校の「パソコンや携帯電話等を使ったいじめ」の認知件数は16334件。

全体に占める割合は3.0%と低いが、ここ数年増加傾向にあり、過去最高だった。

件数で見ると、8128件と中学生が突出している。いじめ件数全体にSNSなどが絡んでいる割合で見ると、高校生が19.1%で最多という特徴がある。

児童生徒課の担当者はBuzzFeed Newsの取材に対し、「この数字は氷山の一角に過ぎないと思っています」と語る。

認知件数が増えているということは、学校側がいじめに気づくことができているという側面もあるという。とはいえ、全体像は把握できていないのが現状だ。

いったい、どのようなものが、「ネットいじめ」に当たるのだろうか。文科省はアンケートに以下のような項目を掲げている。

  • 名前や顔写真などの個人情報を、無断でTwitterに流された
  • 悪口や事実ではないことをTwitterやLINEに書かれた
  • LINEはずしをされた

 

ネットいじめ、と言ってもいまではほとんどが「SNSいじめ」と言っても過言ではないだろう。

 

SNSいじめの特徴は

 

文科省は「SNS等を用いたいじめについては、外部から見えにくい・匿名性が高いなどの性質を有するため、そうした態様のいじめを学校が認知しきれていない可能性がある」と警鐘を鳴らしている。担当者もうこう語る。

「かつては学校裏サイトに書き込まれていた悪口が対象でしたが、いまではSNSから携帯ゲーム機、ゲームアプリのチャットツールまで多様化しているのが現状です」

「表アカでは仲良くしていても、裏アカでは悪口を言っていたり、仲間内にしかわからない隠語を使ったりしているケースもあります。閉鎖的な空間で行われるため、先生たちも見つけにくいのが『ネットいじめ』です」

また、特に「SNSでのいじめは深刻化しやすい」という調査結果も出ている。

滋賀県大津市教育委員会は、2011年にいじめを受けていた中学2年生の男子生徒が自殺したことを受け、2013〜18年度の「いじめ疑い事案」(小中学校から報告のあったもの)計9000件をAIで分析した。

その結果、SNS中傷によるいじめは82%が深刻化するということがわかったという。調査結果では、そうしたSNS中傷が「教員から最も “見えにくい” 事案であること」に注意が必要、としている。

 

大切な「SOSと自己防衛」

 

実際、こうした「SNSいじめ」の被害者が自殺してしまうケースも起きている。

熊本県では高校3年生の女子生徒がInstagramの動画をきっかけにいじめを受け、2018年5月に自殺した。

また、福岡県では高校2年生の男子生徒が2018年6月、野球部の同級生グループのLINEから退会させられた日に自殺。こうしたいじめが原因だったとされている。

また、2017年夏に部活の上級生とSNSで口論した後に不登校となり、その後自殺した東京都八王子市の中学2年生について、市は11月23日、いじめとの関係を再調査すると明らかにしている。

文科省の担当者は、もし自分が被害にあったら「すぐ信頼できる大人や友達に訴えてください。大切なことは『SOS』と『自己防衛』です」と呼びかける。

「少しでも嫌だな、おかしいなと思ったらすぐ相談してください。また、”自己防衛”のためにログを残すことも、自己防衛のために大事になります」

 

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