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「いじめに苦しむ娘のために」 校長に会いに行った母親を少女らが襲撃

突然の無視

なかなか解決しない学校でのいじめ問題に苛立ったある母親が、「こうなったら校長と話すしかない」と意を決して学校に向かった。しかし学校に到着するなりいじめ加害者とされる少女らが母親に襲いかかり、鼻の骨が折れるほどの怪我を負わせた。

 

■高校に向かった家族

高校に通う娘(16)がいじめに悩んでいると知り、胸を痛めていた女性が米国・カリフォルニア州にいる。苦悩した母親は「こうなったら校長先生に直接会って話がしたい」と望むようになり、先日ついに娘、そして娘の父親を伴い学校に向かった。

しかしこの予定に関する情報が加害者である少女らに漏れ伝わっていたらしく、彼女たちは一家を待ち伏せ。学校に到着したことを確認するなり襲いかかり、壮絶な暴行に及んだ。

 

■激しい暴行

「あんたたち、こんな所まで来て何をする気よ?」などと大声を張り上げたいじめ加害者らのうち、一名が母親にとびかかり凄まじい暴行を加え始めた。このとき髪をつかまれ地面に叩きつけられた母親は、殴る蹴るなどの暴行を加えられたほか、思い切り踏みつけられるという被害も受けたという。

この暴行ゆえに母親の鼻の骨は折れ、顔面も内出血で黒ずみ眼球も真っ赤に。激しく殴られ蹴りつけられた体には、切り傷やあざが多数できたという。

 

■搬送された女性

娘にも殴りかかった少女らを父親が必死に取り押さえ、なおも荒れ狂う加害者を家族からどうにか引き離したという。

母親はその後に病院に搬送され、二日間の入院生活を余儀なくされた。この衝撃事件につき女性は「まさか大人である私まで少女たちに襲われるなんて…」「学校は安全な場所かと思っていました」とコメントしており、「私はただ校長先生と話がしたかっただけなのです」とも付け加えた。

 

■学校の対応

この件で通報を受けた警察が学校に赴き、加害者のうち主犯格の少女を起訴。学校も調査を進め警察の取り調べにも協力的な姿勢を示しているが、このような状態になるまでいじめ加害者が野放しになっていたことに、多くの親たちは憤っている。

被害者の家族は、「もう娘は退学させる」と決意。現在は法的措置を検討している段階だと公表している。