いじめ問題に対応 副校長補佐20人増
八王子市教育委員会は、小中学校の副校長がいじめ問題に全面的に対応できるよう補佐する副校長補佐職員を、現状の六人から二十六人に増員することを決めた。九月の定例市議会に議案を提出する。
副校長補佐は、学校の施設管理などを行い、週四日、一日五時間勤務する。資格は問わず、現在採用されている六人は教員OBや行政経験者、民間企業出身者ら。
両議案は、二〇一八年夏に市立中学二年永石陽菜(ながいしひな)さん=当時(13)=が自殺した問題で、市の再調査委員会が今年五月にまとめた提言を受けた措置の一環。再調査委は「いじめに関する教員研修の内容の見直し」「長期不登校の生徒についての原因調査」など五項目で提言をまとめていた。(布施谷航)