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加害生徒全員 いじめ否定

仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺し、遺族が市と加害生徒7人に責任の所在確認などを求めた調停が14日、仙台簡裁であり、加害生徒側全員がいじめを否定し、法的責任について争う姿勢を示した。
 遺族側の代理人によると、遺族側は時系列で複数の行為をいじめと指摘したのに対し、加害生徒側は「いじめではない」と反論。市側はいじめと自殺の関連を認める一方、学校は自殺を予見できず、賠償責任を負うまでには至らないと主張したという。
 自殺した生徒の父親は調停後、記者会見し「いじめがなかったのなら、なぜ息子は亡くなったのか。それを解明せず、話し合いで終わることはない」と述べた。6月の次回調停を踏まえ、訴訟の提起を検討する。
 生徒の自殺を巡っては、市教委第三者委員会のいじめ問題専門委員会が3月、日常的ないじめが自殺につながったと結論付ける答申書を大越裕光教育長に提出。学校は認識のずれを修正できず、生徒の自殺に至ったと指摘していた。
 2月の第1回調停は加害生徒側の大半が欠席し、実質的な協議は今回が初めて。調停は非公開で約2時間行われた。
 申し立てによると、男子生徒は14年4月に館中に入学。同学年の男子生徒から仲間外れや悪口、からかいなどのいじめを繰り返し受け、同年9月に自殺した。