いじめニュース速報@イジ速

いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

いじめ加害者に責任追及可能

f:id:ryoushinn11:20160730213535p:plain

Q.中学校1年生になる子どもが、学校で暴力やかつあげなどのいじめを受けて不登校になってしまいました。いじめの加害者やその親、学校には責任は取ってもらえないのでしょうか? いじめは犯罪にならないのでしょうか?

   ◇   ◇   ◇

A.お子さんがいじめに遭ってしまったときには、その加害者らに対して責任追及ができます。基本的には、お金の支払いで償ってもらう(賠償)という形になってくると思います。

 まず、加害者に対しては、暴力を受けたことに対する慰謝料などや、かつあげで取られたお金の返還を求めます。また、不登校になったことについても、いじめの内容によっては慰謝料などを請求できる場合もあるでしょう。さらに、いじめの内容によっては恐喝や傷害といった犯罪にもあたる場合があります。

 また、加害者の親に対しても、加害者に対する監督に問題があったなどの事情があれば、監督責任という形で加害者に対するものと同じように賠償請求ができます。学校に対しては、いじめのことを教師(学校)が知っていたどうかや適切な対処をしたかどうかがポイントとなります。いじめをわかっていて放置していたなどの事情があれば、学校に対して賠償請求をしていくことになります。

 大ざっぱに説明するとこのような責任を追及できるということになりますが、被害者側として、実際に満足のいくような結果が得られるかはまた別のお話です。

 いじめについては、証拠の有無や、学校側の認識や対応の不当性の問題など、難しい問題も多いです。早い段階から弁護士に相談しておけば、あらかじめ知識をもった上で学校などとの対応も可能になります。どうしたらいいか迷われたら、すぐに弁護士に相談することも検討されてください。

 ただし、責任追及に気をとらわれ過ぎて、お子さんの心身のケアがないがしろにならないよう気をつけてください。(弁護士 下津浦公・佐賀市

佐賀県弁護士会・電話無料法律相談 電話0952(24)3411

毎週火曜17時半~19時半、土曜13~15時半

=なるほど!さが法律相談=