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英国でいじめが原因で少年が自宅で自らの命を絶つ!

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学校で我が子がいじめにあっているというサインを、親はどれだけ早く察知することができるだろうか。「学校を変わりたい」と言った時点で、すでに我慢の限界に達していたであろう少年が、自宅で自らの命を絶つという悲劇がイギリスで起こったことを英紙『Metro』が報じた。

9月28日、ウエストヨークシャー州ブラッドフォードにある「ベックウッド・アッパー・ヒートン」という学校に9月から新しく通っていた11歳のアサド・カーン君(Asad Khan)は、母のファーヒーン・ジャンさん(Farheen Jan)に「転校したい」と訴えた。そしてその後、自室で首を吊り自殺したアサド君をファーヒーンさんが発見した。

地元の小学校理事であるアサマ・ジェーブドさん(Asama Javed)の甥っ子はアサド君と同じ学校に通っており、28日の昼休みの時間に、アサド君が6人の児童に校庭で殴られていじめられていたのを目撃したという。

アサド君は教師にいじめについて訴えたが、教師は2日後の30日に対処すると答えたのみだった。アサマさんは、数人の児童がアサド君に地面に横たわるように命令し、年下の子に踏みつけるよう指示している行為が録画されたビデオも見たと証言している。

アサマさんによると、アサド君の母ファーヒーンさんはかなりのショックを受けており、食事も喉を通らず話すことさえままならない状態だという。

地元の捜査官アラン・フリン氏は「1人の少年を死へと導いた背景がいかなるものであるのかを突き止めるには細かい調査が必要になる。

現在は情報提供を呼びかけており、いじめがあったことを示唆する報告も何件かあがっているようだが、確証は得られていない。いじめは法律上罰せられる行為ではないが、暴力をふるうなどの行為があったとすれば調査を進めていく」と話している。

アサド君の事件を受けて、非営利団体のウェブサイト38 Degreesにて「Bite bullying in the bud」というキャンペーンが行われている。学校のカリキュラムの一環として「いじめによるダメージがどれほど深刻な結果に繋がるか」ということを児童たちに学ばせる授業を設定するように呼び掛けており、オンラインでの署名は28,000以上も集まっている。