いじめニュース速報@イジ速

いじめ事件 ・イジメ ニュースを発信中!スマホいじめが増加!子供達をいじめから守ろう!

原発いじめ問題!! 避難男児に繰り返し暴力

2011年の東京電力福島第一原発事故後に福島県から横浜市に避難した男児が市立小でいじめを受けた問題で、男児が複数の児童からたたかれるなどの暴力を繰り返し受けていたことが10日、同市教育委員会などへの取材でわかった。遊興費などとして多額の現金を支払わされたという男児が、自殺を考えていたことも判明。市教委は11日以降、市立小中学校全校にいじめ防止対策の徹底を求める緊急の通知を出す。

 市教委などによると、いじめが始まったのは、11年8月に男児が2年生で市立小に転校した直後。3年生になると、避難してきたことを知った他の児童から「支援物資の文房具を持ってこい」などと命令され、持っていくと壊されたという。4~5年生の時にはいじめがエスカレートし、「プロレスごっこ」などと称して複数の児童からたたかれたりした。脚にあざが残ることもあったという。市教委の第三者委員会は一連の行為をいじめと認定した。

 5年生だった14年5月頃には、同級生ら約10人とゲームセンターなどで遊んだ際のゲーム代や食事代、交通費を負担。「(東電から)賠償金をもらっているだろう」などと迫られたといい、報告書は「負担することでプロレスごっこがなくなったため、(支払いが)多数繰り返された」とし、男児が執拗しつような暴力を受けて追い込まれていたとみている。関係者によると、男児が支払ったのは総額で約150万円に上る可能性があるという。

 一方、遊興費などの負担が始まって間もない5月上旬から中旬には、学校も事態を把握した。だが、1か月後に男児の保護者から連絡があるまで、保護者に知らせていなかった。

 学校による調査も進まず、保護者の訴えで市教委が第三者委に調査を依頼したのは今年1月。それまでの間、約1年半にわたっていじめは放置されていた。第三者委は市教委と学校の対応の遅さについて「猛省を促したい」と厳しく批判した。